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投稿日:2022/06/09

デンタルフロスを使わないと病気になる!?

札幌キュア矯正歯科です。
当院のブログを見つけてくださりありがとうございます!
今回は「デンタルフロスを使わないと病気になる!?」デンタルフロスの重要性についてお話していきます。

デンタルフロスを使わないと病気になる!?

みなさんは、歯ブラシの他にデンタルフロスを使っていますか?
日本でのデンタルフロスの使用率は20%程度とまだまだ使っていない人も多く、
使っていたとしても気になった時や時々だったりと定着していないのが現状です。
ちなみにアメリカでは約60%、予防先進国のスウェーデンでは約51%もの人が使っているそうです。
今から20年以上前の1998年に、アメリカの歯周病学会では次のようなキャッチコピーを掲げて歯周病予防キャンペーンが行われました。

「Floss or Die」ーフロスをしますか、それとも死にますか?

札幌 歯列矯正

『フロスを使わないだけで死ぬなんて、大げさ!!!』と思う方はきっと少なくないと思います。
しかし、歯周病は糖尿病や心疾患・心筋梗塞・脳梗塞・誤嚥性肺炎など、命に関わる全身疾患を引き起こす原因になることが明らかになっています。
お口の健康はもちろん、身体全体の健康を意識するなら、歯と歯の間まできちんとケアをしていきましょう!

デンタルフロスが必要な理由

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なぜデンタルフロスが重要なのか、それは歯ブラシだけでは十分に汚れを取り除けないからです。
歯磨きのことを専門的には「ブラッシング」と言います。
ブラッシングはただ歯を磨くだけではなく「歯垢(プラーク)を落とすこと」です。
ブラッシングでは、いかに多く歯垢を落とせるかどうかが重要になります。
歯垢は食べかすではなく、細菌の塊です。
歯垢の中には虫歯菌や歯周病菌など、たくさんの細菌が存在しています。
爪楊枝の先くらいの少量でも、1億以上の菌が含まれていると言われています。
これが付着したままになっていると、虫歯・歯周病をはじめ全身疾患を引き起こす原因となってしまうのです。

歯ブラシだけでは約60%しか磨けていない

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一生懸命歯磨きをしていても、全体の汚れを100%とすると「歯ブラシの使用だけで落とせる汚れは約60%ほど」という調査結果が出ています。
毎日歯磨きを頑張っている方には、驚きの結果ではないでしょうか。
でも心配はいりません。
歯ブラシに加えてデンタルフロスでもケアをすれば、もっと多くの歯垢を取り除くことができます。

デンタルフロスの使用で80%歯垢を落とせる

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デンタルフロスを歯ブラシにプラスして使用することで、歯垢除去率は80%前後まで上昇します。
60%しか磨けていないのと、80%除去できているのとでは、毎日の積み重ねの中で大きな差になります。

残りの20%は、誰にでもあるセルフケアだけでは難しいところや、磨き残ししてしまいやすいところを指しています。
セルフケアだけで100%磨くことが可能だったら、きっと歯科医院は今のようにたくさんいらないですよね。
このような部分は、定期的に歯科医院でのメンテナンスを受けることでフォローすることができます。

 

デンタルフロスの種類

デンタルフロスにも種類があります。まずは、ご自身の好みや使いやすさで選んでみましょう。それぞれの特徴を紹介していきます。

①ホルダーフロス

札幌 歯列矯正 札幌 歯列矯正

前歯に使いやすいF型と、奥歯に使いやすいY型があります。
ホルダーについているため、初心者の方でも使いやすいです。
糸の部分が切れて交換時期になるまでは、洗って乾かし、繰り返し使うことができます。

②糸巻きフロス

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長い糸状のフロスが容器に巻かれて入っており、毎回必要な分だけカットして使います。
一回ごとに使い捨てのため、衛生面でもメリットがあります。
ホルダーがついていないため、ホルダータイプよりも安価です。

デンタルフロスの使い方とコツ

もし使えるようであれば、糸巻きフロスがおすすめですが、使いこなせるようになるまでは結構大変です。
初めて使う方は、ホルダーフロスから取り入れた方がスムーズでしょう。
ここからは、フロスの使い方とコツをお伝えしていきます。

ホルダーフロスの使い方

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①歯と歯の間に糸の部分を合わせます。

②フロスを持っている手の中で開いている指を、隣の歯や顎などに置き、固定します。

③ゆっくりギザギザとノコギリを引くようにしながら、歯の間に入れていきます。

④歯の面に合わせて上下にゴシゴシ擦るように動かし、入れた時と同じようにゆっくり引き抜きます。

⑤歯垢がついていたら、取り除いてから次の場所をお掃除しましょう。

糸巻きフロスの使い方

①40㎝位の長さにカットします。容器を握ってフロスをピーっと引っ張り、肘までくらいの長さが目安です。

②両手の中指の第一関節に巻き付けます。血が止まらないくらいのきつさで巻きましょう。中指~中指の間が10~15㎝位になるようにするのがポイントです。

③両手をパーにして開き、フロスが張った状態にします。両手の親指と人差し指でフロスを掴めば持ち方の完成です。

④フロスを歯と歯の間に合わせて、ギリギリとノコギリをひくイメージでゆっくりと動かしながら入れていきます。

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⑤左右それぞれの歯の面に沿わせて上下に動かし『キュ!キュ!』とふきんで拭き上げるような感覚で、歯の面を擦ります。

⑥次の隙間に通す時は、指に巻いた部分をずらし、フロスの新しい面を出してから使いましょう。
歯の付け根を磨く場合は、歯と歯ぐきの境目に浅くフロスを入れ(痛くない程度)まで入れるようにしましょう。
難しいという方は、無理に使わずにできる範囲で使っていただければ十分です。

デンタルフロスを使用する時の注意点

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デンタルフロスを正しく使うことができないと、歯ぐきが下がってしまい、歯と歯の間の隙間が広がってしまうことがあります。
原因としては、主に次のような2つが考えられます。

①歯ぐきの炎症が改善された
歯ぐきに炎症があり腫れていた場合、フロスを使うことで改善され、隙間ができたと感じることがあります。
この場合は、本来の状態に戻っただけなので心配は入りません。
また、隙間に歯垢が詰まっているような場合も、フロスで取り除いたことにより隙間が気になることもあります。

②使い方が間違っている
フロスを入れる時に力強く入れていたり、歯ぐきに刺さってしまうことが多かったりすると、その刺激により歯ぐきが下がり隙間ができてしまうことがあります。
そうなる前に、使い始める時にはまず歯科医院で正しい使い方を教えてもらうことをおすすめします。

他にも「フロスを通したら、出血して怖くなりやめてしまった」というお声をいただくこともあります。
もし痛みがなく出血してきたのであれば、それは歯垢が溜まっていたため、歯ぐきに炎症が起きていることが原因だと思われます。
続けて使っていると、恐らく徐々に出血は止まるはずです。

一方、出血した時に痛みがあるようであれば、歯ぐきを傷付けてしまっている可能性があります。
どちらかに当てはまる場合や、なかなか出血が治まらないなど、気になる時は気軽にご相談くださいね。

デンタルフロスの使用目安は1日1回!

札幌 矯正歯科

デンタルフロスは、1日1回使うことが推奨されています。
毎日歯垢は溜まり、1日以上経つとどんどん固くなって取り除けなくなってしまうからです。
ただ、それが良いとわかってはいても、
今までやっていなかったことをいきなり始めるのは誰でもハードルが高いですよね。
それは当然のことです。
例えば最初だけ頑張って3日で終わってしまうより、
1週間に1度だったとしてもずっと継続できた方が、結果的にはプラスになります。
最終的には1日1回使えるようになることを目標に、ご自分のペースで進めていきましょう。

 

歯の間のケアをして健康を守りましょう

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今回は、デンタルフロスで歯の間のケアをすることについてお話しました。デンタルフロスを使う重要性がお分かりいただけたのではないでしょうか。
先にお伝えした通り、デンタルフロスの使い方は簡単に思えても意外に難しいものです。
また、間違った使い方をしてしまうと歯ぐきにダメージを与えてしまうこともあります。
これから使い始めたい方はもちろん、既にお使いの方も、使い方をはじめ何でもご相談いただけたらと思います。

最後に、デンタルフロスと同じく歯の間をお掃除するアイテムに「歯間ブラシ」というものがあります。
こちらも歯の間のお掃除に使うものです。
患者さまのお口の状態により、何を使うと良いのか異なります。

私たちが患者さま一人一人のお口の状態をチェックして、おすすめのアイテムをお話させていただきますので、どうぞ遠慮なくお声がけください。

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