投稿日:2023.2.22
矯正治療ってどうやるの?
こんにちは。札幌キュア矯正歯科です。
当院のブログを見つけてくださりありがとうございます。
今年は去年と比べると雪が少なく過ごしやすく感じますね。
本日は、当院での矯正治療の大まかな流れについてご紹介します。
矯正治療を始める際に、多くの方が治療の進行や方法について関心があるのではないでしょうか?
矯正治療は通常の虫歯治療とは異なり、通院回数や治療期間が長くかかることがあります。
本記事は、矯正治療の流れや、治療中の注意点についての内容となっておりますので、みなさまのご参考になれば幸いです。
目次
矯正治療の流れ
当院での矯正治療の大まかな流れは以下の通りです。
①無料カウンセリング
②精密検査
③診断結果・治療計画説明
④矯正治療の開始
⑤保定期間
⑥定期検診・定期メンテナンス
以下、それぞれの内容について詳しく解説いたします。
①無料カウンセリング
初めに、無料カウンセリングにお越しいただきます。
このカウンセリングでは、歯並びに関するお悩みやご希望についてお聞きします。
また、主訴や、希望する治療方法などを確認させていただきます。
気になることや聞いてみたいことなどを書いたメモをお持ちいただくことも可能です。
ここでは、どのような治療が受けられるのかについてご説明いたします。
矯正治療に関する費用や期間などその他の疑問点についても、どんなことでもお気軽にご相談ください。
※カウンセリングの時点では患者様のご要望をお伺いするだけで、適した治療方法や治療期間など明確にお答えすることはできません。
②精密検査
お口の中の状態を詳しく把握するために、精密検査を行います。
この検査では、お口の中の写真やお顔の写真、レントゲン撮影やお口の中専用のカメラを使用したスキャンを行います。
当院では、CTや光学スキャニングなどのデジタル設備を導入しています。
そのため、精密検査から診断までに数日のお時間をいただいております。
【精密検査の内容】
・歯型取得
・レントゲン撮影(前面・側面)
・CT撮影
・精密な写真撮影(口腔内・顔面)
※精密検査を受けた時点では、矯正治療は開始されていません。
精密検査を受けてから治療方法を検討される方もいらっしゃいます。
③診断結果・治療計画説明
精密検査での結果を元に患者様ひとり一人に適した治療方法を歯科医師が診断し、お口の中の状態と一緒に詳しくご説明します。
当院では、様々な治療方法をご用意しており、患者様の症状やご希望に合わせて最適な治療方法をご提案いたします。
患者様のご希望と、仕上がりの目標も考慮した上で、治療内容を決定します。
この時点で、矯正治療にかかる費用のお見積もりをご案内いたしますので、治療に関する費用についてもご検討いただけます。
治療に関する疑問や不安な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
④矯正治療の開始
当院で使用している矯正装置は、患者様ひとりひとりに合わせてオーダーメイドで作製しております。
そのため、装置の製作には数日のお時間をいただいております。
装置が完成した後は、上下の歯それぞれ別の日に装置を装着することになります。
装置を装着後は、3週間から1ヶ月ごとにご来院いただき、ワイヤー調整を行います。
このワイヤーの調整を繰り返すことで、歯並びを徐々に整えていきます。
⑤保定期間
矯正治療が終了した後にも、きれいな歯並びを維持するためには、保定期間が欠かせません。
治療後に歯並びが元に戻ってしまうことを「後戻り」と呼びます。
長い期間をかけて歯並びを整えた後に、後戻りが起こると非常にもったいないことです。
保定期間を通して、歯が後戻りすることを防ぎ、歯並びを安定させることができます。
保定期間を終えると、ようやく矯正治療が完了します。
⑥定期検診・定期メンテナンス
矯正治療や保定期間が完了した後は、綺麗になった歯並びと、健康なお口の状態を維持していくために、定期検診や定期メンテナンスを継続していくことがおすすめです。
定期メンテナンスで歯のクリーニングをすることで、虫歯や歯周病のリスクを下げ、美しい歯並びを長期間にわたって維持することが可能となります。
矯正治療の期間について
矯正治療の期間は個人によって異なりますが、一般的には保定期間も合わせて約1年から4年間です。
場合によっては、予定の期間よりも早く終わることや、期間が大幅に伸びてしまうこともあります。
治療期間は以下の要因によって異なる場合があります。
不正咬合の重症度
歯列や噛み合わせの症状の程度によって治療期間が変わります。
軽度の歯並びの場合は短い期間で治療が終了することもありますが、重度の場合は長い期間が必要となることがあります。
治療方法
矯正治療には様々な方法があります。従来のワイヤーを使った矯正やマウスピース矯正などがあり、治療方法によって期間が異なることがあります。
治療の目標
治療の目標や患者様のご希望によっても治療期間が変わります。
歯並びの改善だけでなく、噛み合わせの調整や顔のバランスの改善など、矯正治療の仕上がりに求める目標がある場合、それに応じた治療期間が必要です。
患者様の協力度
患者様本人が、装置の適切な使用や、お口の中のセルフケアが治療期間に影響を与えます。
十分な協力が得られない場合は期間の延期や治療の中断になる場合があります。
スムーズに治療を進めていくためには、歯科医師の指示を守り、装置の使用とお口のケアを怠らないようにしましょう。
小児矯正と成人矯正の違い
矯正治療は子どもと大人で治療内容が異なります。
小児矯正では顎の成長を促進する装置が使われますが、成人矯正ではブラケットやワイヤーを使った方法が一般的です。
小児矯正では、成長段階に応じて1期治療と2期治療でアプローチすることが必要な場合があります。
1期治療では、顎の成長を正常に促すことが目的となります。
さらに、顎の成長が終わった後に歯並びの改善が必要であると判断された場合、歯並びを整える2期治療に移行します。
一方、成人矯正は、主に歯並びの改善を目的として行われます。
成人の場合、顎の成長が終わっているため、小児矯正の2期治療に相当する治療からスタートします。
矯正治療中の注意点
矯正治療中にはいくつかの注意点があります。
装置の調整後に歯の痛みや違和感がある場合や装置が破損した場合は、自己判断せずに、早めに歯科医院へ相談するようにしましょう。
以下、矯正治療中に気をつけることについてご紹介します。
食事に気をつける
硬い食べ物や粘り気のある食べ物は装置が外れる原因になるため、できるだけ避けるようにしましょう。
歯磨きを徹底する
矯正治療中は、十分なケアを怠ると虫歯や歯周病のリスクが高まります。
歯磨きの際には、ブラケットやワイヤーの周囲、歯と矯正装置の接合部分など、細かい部分を丁寧に清掃することが重要です。
適切な装置の使用
滞りなくスムーズに治療を進めていくために、指示通り適切に矯正装置を使用して、治療経過を見ていくことが大切です。
破損した装置を修理する
装置が外れたり、壊れたりした場合は、装置の効力が得られないため、速やかに歯科医院へ行って交換や調整をしてもらうようにしましょう。
痛みがある場合
矯正治療中には痛みを感じることがあります。
歯を動かす痛みや装置が唇や頬に当たる痛みなど、痛みの原因や程度によって対処方法が異なる場合があります。
痛みでお困りの際は、歯科医院に早めに相談することがおすすめです。
定期的な通院
定期的な通院ではワイヤーの調整や、治療経過の確認を行います。通院を怠らずに、歯科医師の指示に従って治療を進めるようにしましょう。
まとめ
矯正治療は保定期間を含めると、年単位の長い期間に通院していただくことが必要です。
矯正治療の流れを理解し、初診から定期メンテナンスまでの内容を把握することで、治療に対する理解が深まり、不安が軽減されます。
治療期間中には食事や歯磨き、装置の適切な使用に注意し、定期的な通院を怠らず行うことが、治療の効果を高めるために重要です。
私たちスタッフも、患者様と共に治療をスムーズに進めるため、全力でサポートさせていただきます。
ご不安や疑問がある場合は、些細なことでも遠慮なくお尋ねください。
まずは無料カウンセリングにお越しいただき、お気軽にご相談ください。
ご一読いただき、ありがとうございました。