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投稿日:2023.2.14

歯並びが悪いと口角が下がる?

こんにちは。札幌キュア矯正歯科です。
本日はバレンタインデーですね。
みなさんはチョコをお渡しする予定はありますでしょうか?
心がこもっているチョコを貰うのは、いくつになっても嬉しいですよね♡
もちろん、甘いチョコレートを食べた後は、歯磨きも忘れないようにしましょう。
さて今回は、口角が下がる原因や、関連する歯並びについて「歯並びが悪いと口角が下がる?」というテーマでお伝えします。

口角とは?

札幌 矯正歯科

口角は、口の左右の両端の部分を指し、笑ったり口を開閉したりする際に動きます。
口角の位置や動きは、顔の表情や感情を表現しますが、感情表現ではない場合でも口角が下がることがあります。
口角が上がっている表情と下がっている表情では印象が大きく変わります。

口角が上がっている表情は、幸せや喜び、楽しさを表すポジティブな印象があります。
笑顔やにっこりとした表情は、周囲の人々に安心感を与え、コミュニケーションを円滑にすることがあります。
また、積極的な印象を与えたり、自信を感じさせることもあります。

逆に口角が下がっている表情は、悲しみや不満、疲労、不安などネガティブな感情を表すことがあります。
このような表情は、周囲の人々に対して悲しみや不快感を与えてしまう可能性があります。
また、口角が下がっていると、弱気や消極的な印象を与えることがあり、コミュニケーションや人間関係に影響を与えることがあります。

なぜ口角が下がるの?口角が下がる原因

口角が下がっていると、怒っている不機嫌な表情に見えたり、実年齢よりも老けて見えたりなど、あまり良い印象ではありません。
口角が下がることには様々な理由が考えられます。

①加齢による顔の筋肉の低下

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口角の筋肉は加齢とともに衰えます。
年齢とともに、皮膚の弾力性が低下し、顔の筋肉や組織が衰えることで、口角が下がることに繋がります。
特に口周りの筋肉の衰えによって、口角の位置が下がることがよくあります。

②表情筋の衰え

表情筋が衰える原因は、加齢だけでなく、表情筋が長期間使われないことも関連しています。
たとえば、人とのコミュニケーションが少ない状況や、長時間パソコンに向かっている仕事などでは、無表情な時間が長くなりがちです。
また、食事中の咀嚼回数が少ない場合や、口呼吸などが原因で表情筋が衰える傾向があります。

表情筋(口角下制筋)の力が強い人は、口角が下方向に常に引っ張られやすく、下がりやすくなります。
口を強く閉じる癖がある人も、口角下制筋の発達を促し、口角が下がる要因となります。

③口呼吸をしている

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呼吸には口呼吸と鼻呼吸があり、鼻から呼吸する鼻呼吸が理想的な呼吸方法といわれています。
口で呼吸を行うと、口がぽかんと開いたままになり、口周りの筋肉が弱くなるということや、
口呼吸は、風邪をひきやすくなることや、歯並びを悪くするなど、様々なデメリットがあります。

口呼吸に関する詳しい内容はこちらの記事も併せてご覧ください。
【口呼吸だと歯並びが悪くなりやすい?

④咀嚼の回数が少ない

食べ物をよく噛むことは、口周りの筋力が低下することの予防になります。
食事の時によく噛まずにすぐ飲み込んでしまうと、口元の筋肉の衰えに繋がり、胃腸にも負担をかけやすくなります。
よく噛むことで口元の筋肉が鍛えられるため、咀嚼回数が多くなるように意識することや、
よく噛んで食べることを習慣にすることが大切です。

⑤歯並びの影響

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出っ歯(上顎前突)や受け口(下顎前突)のように、歯が前方に突出していると、
口が閉じにくく、ポカンと開きやすいため、口元の筋肉が衰えやすくなります。
また、口が閉じにくい状態では、口を閉じようとする際に口周りの筋肉に余分な力が加わって口角が下がってしまいます。
歯並びの影響で口角が下がっている場合は、矯正治療を受けることで口が閉じやすくなり、
正常な状態に改善できる可能性があります。

⑥姿勢が悪い

札幌 歯列矯正

姿勢の悪さは、全身の体のバランスを崩してしまうだけでなく、顔の筋肉にも悪影響を及ぼします。
特に、「猫背」になっている方は注意が必要です。
猫背の姿勢では、背中や首の筋肉が緊張し、頭や首が前方に傾きます。
この状態が続くと、顔の表情筋や顎周りの筋肉も緊張し、口角が下がることがあります。
いつもうつむいた姿勢をしていると、頭や首が前方に傾き、表情も暗い印象になってしまいます。
気分が下がったり、うつ状態になる方もいらっしゃいます。

首と口角の筋肉は繋がっており、首が下がる姿勢を続けていると、口角も下がりやすくなります。
姿勢を正すことは体の健康にも良く、顔の筋肉のバランスが改善され、口角が下がることを予防できる可能性があります。

歯並びが原因で口角が下がっている場合の対処方法

 

  1. 矯正治療

出っ歯や受け口などの不正咬合が口角の位置に影響を与えている場合、
矯正治療を受けて、歯並びや噛み合わせを改善することが効果的な対処方法です。
歯並びを整えることで、口元のバランスが改善され、口角が上がることが期待できます。
矯正治療にはワイヤー矯正やマウスピース矯正などがあります。

 

  1. 口元の筋力トレーニング

矯正歯科の分野では、口腔筋機能療法(MFT)と呼ばれる口周りの筋肉のトレーニングを受けることができます。
頬、唇、舌の筋肉が鍛えられて、口元の筋圧のバランスを整えることができます。

 

  1. 口呼吸の改善

口呼吸は口がぽかんと開きがちなので、意識して口を閉じ、鼻呼吸を行うようにしましょう。
どうしても鼻で呼吸しづらいと感じる時には、必要に応じて原因となっているアレルギー症状や鼻詰まりを治療することも大切です。
日頃から口がぽかんと開いてしまわないように注意しましょう。

口角を上げるために日常で気をつけること

口角を上げるためには、日常生活で以下の点に気をつけることが大切です。

 ⒈よく噛んで食事をする

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食事は、噛む回数が多い方が口元の筋肉が鍛えられます。
柔らかいものよりも、噛みごたえのあるりんごや根菜類など、自然と噛む回数が増えるため、積極的に食事に取り入れることがおすすめです。
よく噛んで食べることは、消化を助け、認知症の予防にもなるため、全身の健康にも良い影響があります。

 2.正しい姿勢を心がける

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長時間のデスクワークがお仕事の方は、猫背になりやすいため、注意が必要です。
背中が丸くなる前屈みの姿勢は、口角を下げてしまうことや、肩こり、腰痛を招くこともあります。
かかと・お尻・肩・後頭部 がまっすぐ直線上にある姿勢が正しい姿勢です。
日頃から姿勢を正すことを意識するようにしましょう。

⒊顔の筋肉や口を大きく動かすことを意識する

筋肉は、体と同様に使うことで鍛えられるため、日常生活で口を大きく開けたり閉じたりする顔のストレッチや、
口周りの筋肉を意識して動かすことで、表情筋が鍛えられ、口周りの筋肉の衰えを予防することができます。

4.口角を上げるためのトレーニング方法

口角を上げるトレーニング方法は、いくつか種類がありますが、今回は簡単に実践できる方法をご紹介します。

⑴割り箸を使ったトレーニング

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①まず、割り箸を手元に準備しましょう。
②割り箸を横向きにして軽く前歯で噛みます。
③割り箸を「いー」の口で噛んだまま口角を引き上げ、横向きの割り箸よりも口角が上がった状態を30秒キープします。
④この流れを4回程度繰り返しましょう。

 

⑵舌回しのトレーニング

舌を回すトレーニングでは、口を閉じたままで舌を外側の歯ぐきを一周させます。
一度のトレーニングで、時計回りと反時計回りに舌回しをします。
それぞれ20回ずつ舌を動かしましょう。

 

まとめ

札幌 歯列矯正

今回は口角に関する内容をご紹介いたしました。
口角の位置や動きは、顔の表情や感情を表現しますが、不正咬合や、加齢、筋肉の衰えなどが原因で口角が下がることがあります。
口角が下がると、顔の印象を大きく変えるため、自信が持てず、コンプレックスを感じてしまうことがあるかもしれません。
対処方法としては、矯正治療や口周りの筋力トレーニング、姿勢の改善などがあります。
日常生活の中で顔の筋肉を動かし、口角が上がるように意識してみましょう。
口角が下がる原因として、歯並びの影響も十分に考えられます。

そのため、矯正治療を検討している方もいるかもしれません。
当院は無料カウンセリングを行っております。矯正治療をご検討の方は、お気軽にご相談ください。

ご一読いただき、ありがとうございました。

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