投稿日:2023.4.26
歯並びを気にする日本人はどのくらい?矯正治療への意識とは
札幌キュア矯正歯科です。当院のブログを見つけてくださりありがとうございます。
歯列矯正というと、アメリカをはじめとした海外で高く意識されているという印象があるのではないでしょうか。
日本でも以前と比べて歯列矯正への意識はかなり高くなっており、治療を受けられる歯科医院も増えています。
とはいえ、30歳以上の国民の80%が歯周病だと言われている日本は、まだまだ歯への意識が低いとも言われています。
実際のところ、歯並びに対する意識は海外と比べてどのような違いがあるのでしょうか。
今回は日本人の歯列矯正に対する意識について、海外と比較しながらお伝えしていきたいと思います。
目次
矯正治療への意識は日本と海外でどう違う?
日本では「歯並びが良ければ清潔感が増したり、好感度がアップする」というようなプラスアルファの位置付けに近いのではないでしょうか。
しかしアメリカでは「歯並びが良いことが普通で、歯並びが悪いことはマイナス」といった感覚です。
歯並びによって、育ちや生活習慣の良し悪し、そして人となりまでもが判断されてしまうことも珍しくないといいます。
では実際に矯正治療に対する意識がどの程度違うのか、マウスピース矯正を提供しているアライン・テクノロジー・ジャパン株式会社が行った「日本人の歯並びに関する意識調査」からみていきましょう。
日本・アメリカ・中国の一般男女600人へのアンケート結果になります。
※参考:「日本人の歯並びに関する意識調査」ーアライン・テクノロジー・ジャパン株式会社
矯正治療に対して前向きな人はどのくらい?
まず、歯列矯正について積極的な行動を起こす人の割合に差があるのかみていきましょう。
歯並びが悪く歯列矯正をした人やこれからしたいと思っている人、矯正治療について相談をしたことのある人の割合は以下のようになります。
・歯並びが悪い人の矯正治療率
1位 アメリカ・・・50%
2位 中国・・・・・23.8%
3位 日本・・・・・21.3%
・矯正未治療の人の治療意向率
1位 中国・・・・・85.3%
2位 アメリカ・・・79.3%
3位 日本・・・・・54.2%
・歯科医への相談経験
1位 中国・・・・・74.5%
2位 アメリカ・・・67.5%
3位 日本・・・・・23.5%
なんと、全てにおいて日本は最下位です。
歯並びが悪くても日本人の約80%の方は治療をせず、実際に治療をする人もアメリカの半分に満たないということがわかります。
また歯科医師に相談したことのある人も、中国やアメリカは70%前後であるのに対し、日本人はわずか20%程度しかいません。
他国と比較して、日本人の矯正治療の意識はまだまだ低いようです・・・。
歯並びが重要だと思う人の割合は?
次に、歯並びの重要性に関してはどのくらい意識されているのかをみていきましょう。
・ 歯並びは笑顔の印象を左右する
1位 中国・・・・・90.5%
2位 アメリカ・・・89.0%
3位 日本・・・・・85.0%
・歯並びは口腔内の健康に影響する
1位 日本・・・・・73.5%
2位 アメリカ・・・71.0%
3位 中国・・・・・70.0%
この結果は、全ての国で大差なく「歯並びは重要」と思われていることを示しています。
見た目だけではなくお口の健康にも影響があると認識されているのは、私たち歯科に携わる者にとって喜ばしいことでもあります。
このように歯並びの重要性をわかっていながら、なかなか歯列矯正をしない理由とは一体何なのでしょうか。
次の項では、その点について考えていきます。
日本人が歯列矯正に踏み出せない理由とは
今このブログを読んでくださっているあなたは、歯列矯正に対してどのようなイメージがありますか?
この調査では「日本人は歯列矯正に対してネガティブなイメージを持っている」ということもわかっています。
・矯正治療中のイメージ
「 歯並びが良くなって、うれしい」
アメリカ・・・76.0%
中国・・・・・63.5%
日本・・・・・37.0%
「装置による不自由で、つらい」
アメリカ・・・24.0%
中国・・・・・36.5%
日本・・・・・63.0%
他国ではポジティブな印象を持つ方がほとんどであるのに対し、日本人は装置の不自由さや治療中のつらさの方が強い印象としてあるようです。
「装置をつけることに抵抗がある」と感じている人の割合も、72.0%と高い結果が出ています。
もしかしたらあなたにも当てはまることがあるかもしれませんね。
治療に踏み出す上で気になっていることなどがあれば、一度歯科医院で相談してみましょう。あなたに合った治療方法や対策などのアドバイスが得られると思いますよ。
日本人が求めるのは目立たない矯正装置!
歯並びの大切さを理解していながらも、歯列矯正をしない日本人が多くいますが「装置が目立たなければ治療したい」と思っている方は60%以上いるようです。
当院でも「矯正装置が目立たない」ことを希望されている方は多くいらっしゃいます。
患者様の歯並びの状態によりどの治療方法が適しているかは異なりますが、見た目に配慮しながら歯並びを整えられる「裏側矯正」や「マウスピース矯正」のニーズが高くなっていることは明らかです。
装置が目立たない裏側矯正とマウスピース矯正
従来のワイヤー矯正は、表側の見える部分に装置をつけるため見た目に大きな影響があります。周りの人の視線が気になってしまうことも珍しくありません。
「歯並びをきれいにしたいけれど、見た目が気になってしまう」という場合には、できるだけ装置を目立たせずに歯列矯正できる以下の2つの方法がおすすめです。
裏側矯正とは
固定式の矯正装置を歯の裏側に装着して歯を動かしていきます。ワイヤー矯正(表側矯正)では見た目が気になってしまう方に選択されることが多いです。
ワイヤー矯正よりも難しく、歯科医師の技術力や経験が必要となるため治療可能な歯科医院は限られています。
裏側矯正を希望する場合は、治療を成功させるためにも医院の場所や費用だけではなく、実績までしっかりチェックするようにしましょう。
マウスピース矯正とは
取り外し式の透明のマウスピース型装置を用いて行う方法です。ご自分で簡単に外せるため、決められた時間通りに装着するよう自己管理できるどうかが重要になります。
一昔前とは異なり、現在はマウスピース矯正も広く浸透してきているためご存じの方は少なくないでしょう。
しかし色々なメーカーのマウスピース矯正も出ていますので、どれを選んだらいいのか難しく感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
中には比較的安価なものもありますし、どれも似たように思えるかもしれませんが、マウスピース矯正のメーカーによってもそれぞれ特徴があるものです。
選ぶ時にはご自身の歯並びに合っているかや、お悩みを解決することができるものかどうかをきちんと確認するようにしましょう。
気になるものがいくつかある場合には、無料相談を活用するなどして良く吟味することが大切です。
見た目に配慮しながら歯並びを整えることも可能です
今回は、日本人の歯列矯正に対する意識についてお話しました。
海外と比較すると日本人の矯正治療への意識はまだ低いかもしれませんが、日本だけで見ると一昔前よりもかなり高くなっていると思います。
歯並びをきれいにするための治療方法には種類があり、装置を目立たせずに治療をすることも可能です。
歯列矯正に興味がある方や検討中の方、お悩みがありましたら当院まで気軽にご相談にいらしてくださいね。
ワイヤー矯正はもちろん、裏側矯正やマウスピース矯正もご提供しております。
理想の歯並びに近づけるよう精一杯サポートさせていただきますので、一歩踏み出してきれいな歯並びを手に入れましょう!
ご一読いただき、ありがとうございました。