投稿日:2025.3.25
出っ歯の治療は保険が適用される?
みなさん、こんにちは^^ 札幌キュア矯正歯科です。
当院のブログを見つけてくださりありがとうございます。
「出っ歯を治したいけど、矯正治療は高そう」「保険適用で出っ歯の矯正ってできるの?」「できるなら、少しでも費用を抑えたい!」このように、出っ歯の矯正治療について、費用面での不安や疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。出っ歯は、見た目のコンプレックスだけでなく、噛み合わせや発音にも影響を与える可能性があります。健康保険が適用されれば、経済的な負担を軽減しつつ、これらの問題を改善することが可能です。そこで本記事では、出っ歯の矯正治療における保険適用の条件と、費用を抑える方法を解説します。
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出っ歯の矯正で保険適用になるケースとは?
「出っ歯を治したいけど、矯正治療って高い」と、費用面で悩んでいる方もいるのではないでしょうか。出っ歯は、見た目だけでなく、噛み合わせや発音にも影響を与えることがあります。矯正治療は、これらの問題を改善する有効な方法ですが、確かに費用が高額になるイメージがありますよね。しかし、実は、出っ歯の矯正治療に健康保険が適用される場合があるのです。
保険適用になる3つの条件
以下の3つのいずれかに当てはまる場合、矯正治療に健康保険が適用される可能性があります。
厚生労働大臣が定める疾患に起因する咬合異常
生まれつきの病気(先天性疾患)が原因で、顎の骨の形や大きさ、位置などに異常があり、出っ歯などの噛み合わせの問題が起きている場合です。具体的には、以下のような疾患が挙げられます。
- 唇顎口蓋裂
- ダウン症候群
- ピエールロバン症候群
- その他顎・口腔先天性異常
顎変形症
上下の顎の骨のバランスが大きくずれていて、顔の形や噛み合わせに問題が出ている状態が顎変形症です。この場合、矯正治療だけでなく、顎の骨を切って位置を整える外科手術が必要になることがあります。この外科手術を伴う矯正治療は、保険が適用されます。
前歯および小臼歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因する咬合異常
前歯が3本以上、永久歯が骨の中に埋まったまま生えてこない(埋伏歯:まいふくし)状態を改善するために、歯を引っ張り出す手術(埋伏歯開窓術:まいふくしかいそうじゅつ)が必要な場合は保険が適用されます。
【要注意】保険適用外になるケース
一方、以下のような場合は、残念ながら保険適用外となります。
見た目を良くするための矯正治療
日常生活に支障がない程度の軽い出っ歯など、見た目を整えることを主な目的とした矯正治療は、美容目的と判断され、健康保険は使えません。全額自己負担となります。
矯正治療以外の方法で歯並びを整える場合
セラミッククラウンなど、歯を削って被せ物をする治療は、主に見た目を良くすることが目的となるため、保険は適用されません。
保険適用で受けられる矯正治療の種類
保険が適用される矯正治療では、主に以下の方法が用いられます。
ワイヤー矯正
歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を接着し、そこにワイヤーを通して歯を動かす方法です。最も一般的な矯正装置であり、さまざまな症例に対応できます。表側矯正
外科手術
顎変形症の場合、矯正治療と併せて顎の骨を切って位置を修正する外科手術が必要となることがあります。手術は、全身麻酔下で行われ、入院が必要となります。保険診療では、マウスピース型矯正装置は原則として使用できません。また、保険が適用される矯正治療は、「噛む」「飲み込む」「発音する」といったお口の機能の回復を主な目的としています。そのため、矯正治療によって顔立ちが整うこともありますが、美容目的での治療は保険適用外となることを覚えておきましょう。
保険適用の矯正治療はどこで受けられる?
保険を使って矯正治療を受けたい場合、どこの歯科医院でも良いというわけではありません。保険適用の矯正治療を受けられる医療機関は、国が定めた特定の施設基準を満たしている必要があるのです。具体的には、以下のいずれかの施設基準を満たす医療機関で、保険適用の矯正治療を受けることができます。
- 顎口腔機能診断施設
- 歯科矯正診断料算定の施設基準を満たす医療機関
これらの施設基準を満たしている医療機関は、厚生労働省や各都道府県・市区町村のウェブサイトで公開されているリストで確認することができます。お住まいの地域のリストをチェックしてみましょう。また、日本矯正歯科学会のウェブサイトでも保険診療が適用になる矯正歯科治療について情報が掲載されていますので、参考にしてみてください。
参考:矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは | 公益社団法人 日本矯正歯科学会
ただし、これらの施設基準を満たしている医療機関であっても、必ずしもすべての矯正治療が保険適用になるわけではありません。ご自身の症状が保険適用になるかどうかは、歯科医師による診察と検査、診断が必要です。
出っ歯の矯正費用を少しでも負担を減らすには?
出っ歯の矯正治療を受けたいけれど、保険適用にならなかった…という場合でも、費用の負担を少しでも抑える方法があります。
医療費控除を活用する
1年間(1月1日から12月31日まで)に支払った医療費の合計が10万円を超える場合、確定申告をすることで「医療費控除」を受けることができます(所得が200万円未満の場合は、所得の5%を超えた金額)。医療費控除を受けると納めた税金の一部が戻ってきたり(還付)、翌年の住民税が安くなったりします。矯正治療費だけでなく、通院にかかった交通費(公共交通機関を利用した場合)や、薬局で購入した薬代なども医療費控除の対象となる場合があります。領収書や明細書は大切に保管しておきましょう。また、医療費控除を受けるためには、会社員の方も自身で確定申告を行う必要があるため注意が必要です。
分割払いやデンタルローンを利用する
矯正治療費の支払いに分割払いやデンタルローンを利用できる場合があります。分割払いは、歯科医院が独自に設けている支払い方法で、多くの場合、金利や手数料がかからないか、かかっても比較的低く設定されています。デンタルローンは信販会社や金融機関が提供する、歯科治療専用のローンです。分割払いよりも長期間の返済が可能ですが、金利や手数料がかかります。これらの制度を利用することで、一度にまとまった金額を用意する必要がなくなり、月々の支払いを無理のない範囲に抑えることができます。矯正治療は、費用がかかるイメージがありますが、これらの方法を活用することで、経済的な負担を軽減できる可能性があります。諦めずに、まずは相談してみましょう。
出っ歯治療の保険適用に関するよくある質問
出っ歯の矯正治療を保険診療で受けたいと考えている方が、よく抱く疑問とその答えをまとめました。
Q1:保険適用だと治療期間は長くなる?
A:必ずしも長くなるとは限りません。治療期間は、症例の重症度や選択する治療方法によって大きく異なります。
Q2:保険適用と自費診療、どちらが良い?
A:どちらが良いかは、何を優先したいかによって異なります。費用を最優先する場合は保険適用、審美性や治療の自由度を重視する場合は自費診療が適しています。
Q3:矯正歯科医院の選び方は?
A:以下のポイントを参考に、ご自身に合った歯科医院を探してみましょう。
- ご自身の症例と似たようなケースの治療経験が豊富かどうか
- 日本矯正歯科学会の認定医・専門医の資格を持つ歯科医師が在籍しているかどうか
- 希望や歯並びの状態に合った治療法を提案してくれるか
- 治療期間、費用、使用する装置、メリット・デメリットなど、治療計画について詳しく説明してくれるか
- 歯科衛生士や受付スタッフの対応も丁寧で親切か
- 自宅や職場から通いやすい場所にあるか
矯正治療は、長い期間と費用がかかるものです。後悔しないためにも、しっかりと情報収集をし、慎重に歯科医院を選びましょう。
最後に
出っ歯の矯正治療は、先天性疾患による咬合異常など、条件を満たす場合に健康保険が適用されます。保険適用の治療法は、ワイヤー矯正と外科手術が中心です。マウスピース矯正は保険適用外となるため注意しましょう。もし保険が適用されなくても、医療費控除や分割払い、デンタルローンなどを利用することで、費用負担を軽減できる場合があります。出っ歯の矯正治療を検討する際は、まず矯正相談を活用することをおすすめします。当院では矯正治療に関する相談を受け付けています。専門のスタッフが丁寧にご説明いたします。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。カウンセリングのご予約はこちら。