投稿日:2023.3.10
マウスピース矯正の通院頻度は?
札幌キュア矯正歯科です。
当院のブログを見つけてくださりありがとうございます!
透明なマウスピースで目立ちにくく歯並びを整えられるマウスピース矯正。
近年ではメジャーになりつつある矯正方法で、すでに知っているという方もいるのではないでしょうか。
マウスピース矯正のメリットの一つに、通院頻度が少ないことが挙げられます。
そのため、忙しい方や遠方にお住まいの方も治療に臨みやすいです。
しかし、通院時はどんなことをするのでしょうか。
本日はマウスピース矯正について、通院時に行う処置などについてご紹介していきます。
目次
マウスピース矯正とは?
マウスピース矯正とは、透明なマウスピース型の装置で歯を動かしていく治療方法です。
矯正期間中は毎日20時間以上マウスピースをつけて、
7日~10日ごとに次の段階のマウスピースに交換しながら歯を理想の位置に動かしていきます。
使用するマウスピースは、患者さまのお口の状態に合わせて設計されます。
透明で薄い素材のものを使用するため目立ちにくく、周囲の人にほとんど気づかれません。
また、取り外しが可能なため、食事や歯磨きを今まで通り行うことができます。
従来のワイヤー矯正と比べて、生活の質に影響が少ない矯正方法と言えるでしょう。
マウスピース矯正のメリット・デメリット
マウスピース矯正は人気を集めている矯正方法です。
選ばれる理由はメリットにありますが、一方でデメリットにも注意が必要です。
メリット
①目立ちにくい
透明なマウスピースは、装着していてもほとんど気づかれません。
見た目を気にすることなく治療を進められます。
②取り外し可能
マウスピースは食事の時や歯磨きの時に取り外すことができます。
食事の制限がなく、歯磨きがしやすいためお口の中を衛生的に保ちやすいです。
③痛みが少ない
ワイヤー矯正に比べてマウスピース矯正は力が均等に分散されるため、痛みが少ないとされています。
デメリット
①自己管理が必要
マウスピースは1日20〜22時間の着用が求められ、これを怠ると歯が動かない可能性があります。
②適用範囲が限定される
マウスピース矯正は軽度から中等度の歯並びの乱れを対象にしたものが多く、重度の歯並びの乱れは適していない場合があります。
③費用が高額
マウスピース矯正は保険適用外の治療です。
費用は使用するマウスピースの種類、治す範囲などによって異なりますが、高額になることがあります。
マウスピース矯正は全ての患者さまにとって適した治療方法ではありません。
メリット・デメリットをよく理解し、検査を受けた上で自分に合っているか歯科医師とよく話し合って選択しましょう。
マウスピース矯正の通院頻度2~3ヶ月に1回
マウスピース矯正の通院頻度は2~3か月に1回です。
ワイヤー矯正が3週間~1ヶ月に1回の来院なのに対し、マウスピース矯正は半分程度で済みます。
通院頻度が少ない理由は、自分でマウスピースの調整を行うからです。
マウスピース矯正開始後に複数枚のマウスピースを受け取り、歯科医師の指示にしたがって自分で交換します。
また、マウスピースは治療計画に基づいて歯を少しずつ動かせるように設計されており、頻繁な調整が不要なのです。
そのため、マウスピース矯正は自己管理が中心となるため自由度が高く、忙しい方や頻繁に通院するのが難しい方に適しています。
通院時は何をするの?
通院時は、治療の進捗状況のチェックや必要に応じて補助装置の装着を行います。ここではどのような処置をするのか紹介します。
治療の進み具合のチェック
治療が計画通りに進んでいるかの確認が主になります。
マウスピースの装着や交換がしっかり守られているかをチェックし、歯が計画通りに動いているかを評価します。
もし、計画よりも遅れている場合にはマウスピースの装着時間などを患者さまと確認し、必要に応じて処置を施していきます。
装着時間が守れている場合でも予期せぬトラブルを未然に回避するために、定期的にお口の中を見せに来てくださいね。
補助装置の装着・点検
マウスピース矯正を行う上で、アタッチメントやIPRなどの処置を施すことがあります。
アタッチメントとは、歯に装着する小さなレジン製の突起です。
マウスピースのフィット感の向上を図るために使用されます。
IPRとは隣接する歯の間にスペースを作るために行われる研磨処置です。歯が移動するための隙間を確保します。
治療の計画や患者様の歯並びによって必要な処置を行っていき、来院時に装着・点検を行います。
処置を行う際は、しっかり患者さまと共有して行っていくのでご安心ください。
マウスピース矯正の注意点
通院頻度が低く、一見手軽に始められそうなイメージを持たれやすいですが、下記の注意点をしっかり守る必要があります。
毎日20~22時間以上の装着が必要
取り外しができて便利な反面、装着しなくてはいけない時間が決められています。
マウスピース矯正は1日のうち20~22時間の装着が求められます。
この時間を守らなければ計画通りに歯が移動せず、治療期間が延びてしまう可能性があります。
基本的には食事と歯磨き以外の時間はマウスピースの装着が必要です。
もちろん就寝中も含まれますので、マウスピースを装着する習慣を身につけなければなりません。
また、10日に1回の頻度で次のマウスピースへ交換していただくため、自己管理がとても重要になります。
装着努力によって治療効果に差が出る
上記でご説明したように、装着時間を守ることができないと治療は進んでいきません。
長時間の装着が難しい場合や自己管理に自信がない場合は、事前に歯科医師とよく相談して他の矯正方法も検討しましょう。
簡単に取り外せるからこそ、ご自身の努力が必要になります。
治療期間が長引かないように装着時間や交換時期をしっかり守っていきましょう。
適用できない場合がある
マウスピースは細かな調整が得意になりますが、その分歯を大きく動かすことが苦手になります。
患者さまのお口の中の状態から、マウスピース矯正では仕上がりが不十分になると判断される場合には
適用が難しいとお伝えすることがあります。
また、患者さまの仕上がりのイメージや理想の形によってもマウスピース矯正での治療が可能かどうかは変わってきます。
たとえば、口元を大きく下げたい・下げる必要がある場合、歯の動かす量が多い場合などは適用しにくいです。
無理にマウスピース矯正を行ってしまうと、治療終了時はとりあえずキレイに並んだとしても
「後戻り」が起きてしまい再矯正が必要になってしまうことも考えられます。
マウスピース矯正を選択する際は、これらの注意点をよく理解し、
歯科医師と十分なコミュニケーションを取って適切な治療方法を選択することが大切です。
最後に
マウスピース矯正は目立ちにくく通院頻度が少ないため、選ばれる矯正方法です。
しかし、患者さまのご協力がとても大切になります。
治療が計画通りに進むよう、マウスピースの装着時間と交換時期をしっかりと守ることが大切です。
来院時には治療の進行具合を確認し、必要に応じて補助装置の装着やIPRといった調整を行います。
また、万が一のトラブルや不安がある場合は、速やかに歯科医師に相談することをおすすめします。
健康で美しい笑顔を目指せるように一緒に頑張っていきましょう。
当院では無料カウンセリングを行っています。
マウスピース矯正が気になる方、どの矯正方法が適しているのか知りたい方もお気軽にご相談ください。
ご一読いただき、ありがとうございました。