投稿日:2023.5.15
目立たないマウスピース矯正『インビザライン』
札幌キュア矯正歯科です。当院のブログを見つけてくださりありがとうございます!
本日は「目立たないマウスピース矯正『インビザライン』」についてご紹介していきます。
目次
目立たないマウスピース矯正『インビザライン』
矯正治療には色々な方法がありますが「できるだけ目立たないようにしたい」と思われる方は多いのではないでしょうか。
今回は、目立たない装置を用いて歯列矯正をすることができるマウスピース矯正「インビザライン」についてのお話です。
矯正治療にご興味のある方は、ぜひご覧になってみてください。
インビザラインとは?
インビザラインは、歯科先進国アメリカのアライン・テクノロジー社が開発した矯正治療の方法です。
従来の歯列矯正では一般的だったワイヤーなどの金具を使用せず、透明に近いマウスピースの型の装置で歯並びを治療していきます。
装置が目立ちにくいため、ワイヤー矯正のように周りの視線を気にすることなく歯並びを整えることができます。
インビザラインの特徴
マウスピースを用いた矯正治療には様々な種類があります。
インビザラインはそのうちの一つで、1999年にアメリカで販売開始されてから、
2020年1月時点で世界100カ国以上延べ800万人以上の患者さまに使用されている実績のある矯正装置です。
全世界のさまざまな臨床データから、デジタル上で治療計画を作成することができます。
販売開始当初と比べると、より幅広い症例に対応できるようになっており、再現性が非常に高いという特徴があります。
インビザラインのメリット・デメリット
従来の矯正装置と比較して「装置が目立ちにくい」という点が一番大きなメリットですが、他にも良い点がたくさんあります。
しかしデメリットもあるため、どちらもご理解しておくことが大切です。
ここではインビザラインのメリット・デメリットについてご説明していきます。
インビザラインのメリット
①装置が目立たない
薄く透明なプラスチック素材のマウスピースを用いるため、目立たずに矯正治療をすることができます。
「他人にバレたくない」「周りに気づかれずに矯正治療を行いたい」という方に適しています。
②痛みが少ない
少しずつ歯を動かしていくため、歯が動く時に生じる痛みを少なくすることが可能です。
③自分で取り外せる
ワイヤー矯正では装置を取り外すことはできませんが、マウスピース矯正の場合は自分で装置を外すことができます。
基本的には決められた時間の装着が必要ですが、仕事ややむを得ない理由で一時的に外したい時にも困りません。
④食事制限の必要がない
食事の時はマウスピースを取り外していただきますので、食事制限はありません。
ワイヤー矯正の場合は、食べ物が絡まってしまうと装置が外れたり破損の原因になるため、控えた方が良いものがあります。
矯正治療中でも、食べたいものを自由に食べることができます。
⑤今まで通り歯磨きができる
自分で取り外し可能な装置のため、今までと同じようにストレスなく歯磨きをすることが可能です。
⑥通院頻度が少ない
インビザラインは、複数のマウスピースを順番に装着していくことで歯を動かす治療です。
ある程度まとめてマウスピースをお渡しし、主にご自身で治療を進めていただくことになります。
通院は1〜3ヶ月に1回でOKです。
頻繁に歯科医院に通う必要がないため、通院頻度を少なくすることができます。
⑦金属アレルギーでも治療できる
インビザラインはプラスチック素材のマウスピースを使用しているため、金属を含みません。
そのため、金属アレルギーをお持ちの方でも治療することができます。
インビザラインのデメリット
①装着時間を守らないと治療期間が延びる可能性がある
基本的に1日3回程度の食事の時と歯磨きの時以外は、ずっとマウスピースを装着していただくことになります。
歯を動かすためには、1日20時間以上のマウスピースの装着が必要です。
決められた通りに装着しないと、計画通りに歯が動かないため治療期間が延びてしまう可能性があるため注意しましょう。
また著しく計画からずれてしまった場合には、やり直しをせざるを得ないこともあります。
②自己管理できない方には向いていない
マウスピースを取り外せることで得られるメリットは大きいですが、
反対に自己管理が難しいという方もいらっしゃいます。
装着時間を守ることの他にも、交換頻度を守ったり、
食事の度に装置を外すことやマウスピースのケアも必要になるからです。
③適応できる症例が限られる
インビザラインは残念ながらどんな症例にも対応できるわけではなく、
特に大きく歯を動かさなければならないような症例には適していません。
例えば出っ歯や受け口の程度が大きい場合や、埋伏歯(歯が埋まっている状態)、抜歯が必要な場合などがあります。
他にも骨格的な問題、歯並びのガタガタや出っ張りなどが多いと、
納得のいく仕上がりに近づけることが難しくなってしまう場合もございます。
④歯科医師の知識や技術により差が生じることがある
何事にも言えることですが、多くの症例を経験している歯科医師とそうでない歯科医師では、当然差があります。
インビザライン矯正も同様で、治療計画や治療方針は歯科医師によって異なるため、
結果に違いが生じる可能性があります。
インビザラインの治療の流れ
①カウンセリング(無料)
患者さまのお悩みを詳しくお伺いし、矯正治療についてのご説明を行います。
矯正治療の種類やメリット・デメリットの他、大まかな治療期間や費用の目安もお伝えいたします。
②精密検査・診断
矯正治療をご希望される場合は、3DCTスキャン・写真撮影・3D光学カメラなどによる精密検査を行い、
歯並びや噛み合わせについて詳しく調べます。
診断結果は後日お伝えしますので、治療を行うかどうかじっくりご検討ください。
③マウスピース製作
治療をすることに決まりましたら、マウスピース製作をします。
④治療開始
決められた順番にマウスピースを付け替えていきます。
歯並びの状態に合わせて1〜3ヶ月に一度通院いただき、経過の確認・歯のメンテナンスを行います。
⑤治療完了
最後のマウスピースを外したら、治療完了です。その後は保定期間(1〜2年間)に移ります。
治療の進め方
少しずつ歯が動くように設計された複数のマウスピースを、決められた通りの順番に歯にはめていくことで歯並びを整えます。
歯並びの状態に合わせて1〜3ヶ月に一度のペースで通院いただきますが、基本的にはご自分で進めていく矯正方法です。
マウスピースの装着時間は1日20〜22時間以上、マウスピースの交換は1〜2週間に一度になります。
治療期間
マウスピース矯正の治療期間は、一般的に2年半〜3年程度とされています。
しかし、装着時間や交換頻度が守られておらず計画通りに歯が動かなかった場合や、
予定と違うように歯が動いてしまった場合などは、治療が長引いてしまう可能性があります。
インビザラインを行う際に重要なこと
マウスピース矯正(インビザライン)は、透明なマウスピースを用いるため目立ちにくく、
取り外し可能でメリットの多い矯正方法です。
ただし、計画通りにきれいな歯並びを手に入れるためには、患者さまの自己管理が欠かせません。
矯正治療は短期間で終了するものではなく、年単位の期間が必要となります。
最後まで指示された通りにマウスピースを装着することができるかどうか、
治療を始める前に十分に検討した上で決めるようにしましょう。
またカウンセリングの時点で、できるだけご自分の理想の歯並びの仕上がりイメージをしっかり歯科医師に伝えていただくことも大切です。
この時点できちんと共有しておくことで、
より満足度の高い歯並びを手に入れることができます。
気になることやご要望などがありましたら、何でもお話ください。
歯列矯正をお考えの方は、札幌キュア矯正歯科までどうぞ気軽にお問合せください。
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