menu
close

ブログ

投稿日:2023.7.14

食いしばりと歯並びの悪さは関係する??

こんにちは!札幌大通にある矯正歯科札幌キュア矯正歯科です!
当院のブログを見つけてくださりありがとうございます。

あなたは、こんな経験はありませんか?

  • ストレスを感じると奥歯をギュッと噛みしめてしまう
  • 朝起きたら、顎がだるかったり、頭痛がしたりする
  • 歯が欠けたり、すり減ったりしている気がする

もし心当たりがあるなら、それは「食いしばり」や「歯ぎしり」をしているサインかもしれません。

これらの癖は、ストレスや噛み合わせの悪さ、生活習慣などが原因で起こります。
放置すると歯が欠けたり、顎関節症を引き起こしたりと、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。
そこで本記事では、食いしばりを引き起こす原因、セルフチェック方法、対策と予防法について解説します。

食いしばりとは

食いしばり

ストレスを感じると無意識に奥歯をギュッと噛みしめていませんか? それは「食いしばり」かもしれません。
眠っている間にも歯をギリギリと擦り合わせてしまう「歯ぎしり」も、同じようにストレスが原因の一つです。
これらの癖を放置すると、顎の関節が痛む「顎関節症」になったり、冷たいものが歯にしみる「知覚過敏」を引き起こしたりする可能性が。さらに、歯が傷んで痛みを感じたり、噛むたびに違和感を覚えたりすることもあります。

食いしばりの種類について

食いしばり グライディング クレンチング タッピング

食いしばりには、以下のような種類があります。

①クレンチング(食いしばり)

無意識のうちに、しかも通常の何倍もの力で歯をギュッと噛みしめてしまう状態のこと。
睡眠中に多いのですが、日中も気づかないうちにしていることもあります。

②グライディング(歯ぎしり)

これは、歯をギリギリと横に擦り合わせながら、顎を左右に動かすタイプの歯ぎしりです。
キーッという不快な音が特徴で、一緒に寝ている家族を起こしてしまうことも。

③タッピング

下の歯をカチカチと小刻みに叩き合わせる歯ぎしりです。
クレンチングやグライディングと比較すると、発生頻度は少ないとされています。
どれも、ストレスや不安、睡眠障害などが原因で起こることが多いと言われています。

食いしばりのセルフ診断

気になる方は、ぜひこちらのチェックリストでセルフ診断してみましょう。

  1. 日中、無意識に歯を食いしばっていることが多い
  2. 睡眠中、歯ぎしりの音を指摘されたことがある
  3. 歯の根元が欠けたり、歯がすり減って短くなっている
  4. 冷たいものや温かいものが歯にしみる
  5. 舌や頬の内側に、歯が当たったような跡がある
  6. 詰め物がよく取れる
  7. 顎に痛みや違和感がある

いくつ当てはまりましたか? もし、これらの症状に心当たりがあるなら、食いしばっているかもしれません。
放置すると顎関節症や歯を失ってしまう原因につながることも。
気になる方は、早めに歯科医に相談してみましょう。

食いしばり3つの原因

原因は、以下のことが複雑に絡み合って引き起こされることがあります。

ストレス

ストレス

人はストレスを感じると、身体が緊張します。
その緊張が、顎の筋肉にも伝わり、歯を強く噛みしめてしまうのです。

ストレスを発散させようとしている

ストレスを完全に無くすことは難しいかもしれませんが、意識的にリラックスする時間を作ったり、
軽い運動を取り入れたりすることで、リスクを減らすことができるでしょう。

噛み合わせが悪い

噛み合わせが悪いと、無意識のうちにそれを補おうとして、歯を必要以上に強く噛みしめてしまうことがあります。
特に、以下の噛み合わせは要注意です。

叢生(そうせい)

八重歯 乱杭歯 叢生

 

歯がデコボコに生えていたり、重なっていたりする状態。
歯並びが悪いと、特定の歯に負担がかかりやすく、食いしばりを誘発します。

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合 深いかみ合わせ

上の前歯が下の前歯を深く覆い隠している状態。
下の歯が見えにくいほど噛み合わせが深い場合は、顎の関節に負担がかかり、食いしばりの原因になります。

反対咬合(はんたいこうごう)

受け口 反対咬合

下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態、いわゆる「受け口」。
これも顎の関節に負担をかけ、食いしばりを悪化させる可能性があります。

開咬(かいこう)

オープンバイト 開咬

噛み合わせても前歯に隙間ができる状態。
奥歯でしっかりと噛むことができず、前歯で無理に噛もうとするため、食いしばりが起こりやすくなります。

食事の時に奥歯ばかり使う

食事のとき、奥歯ばかりで噛んでいませんか?
柔らかいものばかり食べていると、筋肉ばかりが使われて、知らず知らずのうちに食いしばる癖がついてしまうかもしれません。奥歯は、食べ物をすり潰すパワーはありますが、繊細な動きは苦手です。
そのため、奥歯ばかり使っていると、常に力任せに噛むことになり、筋肉が緊張してしまいます。これが、無意識の食いしばりにつながることも。一方、前歯は、食べ物を細かく切り刻むのが得意です。
硬いものを噛むことで、顎全体の筋肉がバランスよく使われ、奥歯への負担を減らすことができます。
毎日の食事にお肉や野菜、ナッツなど、少し歯ごたえのある食材を取り入れてみましょう。
よく噛むことであごの筋肉が鍛えられ、予防につながります。

食いしばりの対策と予防法

歯科医院での処置や生活習慣の見直しで、症状を和らげたり予防したりすることも可能です。

マウスピース

マウスピース 食いしばり

睡眠中に装着することで、歯や顎への負担を軽減します。
歯型を取って作るオーダーメイドのものから、手軽に購入できる市販のものまであります。
しかし、市販のものはフィット感が悪いため、歯科医師に相談して自分に合ったものを作成してもらいましょう。

噛み合わせ調整

噛み合わせが悪いと無意識に食いしばりをすることがあります。
噛み合わせを調整することで、これらの症状を改善できる場合があります。

注射による治療

咬筋に筋弛緩作用のある製剤を注入することで筋肉の動きを弱め、食いしばりを軽減する効果が期待できます。

生活習慣の見直し

寝る前のカフェインやアルコールの摂取は避け、バランスの取れた食事を心がけましょう。
また、長時間のパソコン作業やスマホの使用は、姿勢が悪くなり、食いしばりを誘発することがあるので注意が必要です。

歯並びが悪くなった場合の対処法

歯列矯正 ワイヤー矯正

歯並びが悪くなった場合は、歯列矯正を検討しましょう。歯列矯正には、大きく分けて3つの方法があります。

ワイヤー矯正

昔ながらの矯正方法ですが、費用が比較的安く、複雑な歯並びにも対応できるのがメリットです。
ブラケットと呼ばれる装置を歯に取り付け、ワイヤーを通して歯を動かしていきます。
目立ちやすいのが気になる方もいるかもしれませんが、最近では透明なブラケットや裏側からの矯正など、審美性に配慮した装置も増えています。当院の裏側矯正症例はこちら

マウスピース矯正

マウスピース マウスピース矯正 模型

透明なマウスピースを装着して歯を少しずつ動かしていく方法です。
目立ちにくく、食事や歯磨きの際は取り外せます。
ただし、マウスピースの装着時間をきちんと守らないと、治療期間が延びてしまう可能性があるので注意が必要です。

外科矯正

顎の骨の位置や大きさに問題がある場合に行われる、手術を伴う矯正方法です。他の矯正方法では対応できない場合に検討されますが、費用や身体への負担が大きいため、慎重に検討します。

まとめ

食いしばりは、ストレスや噛み合わせ、生活習慣などが絡み合って起こるものです。
放置するとさまざまな悪影響を及ぼす可能性があるため、マウスピースの装着や噛み合わせ調整、生活習慣の見直しなどの対策を行うことが大切です。心当たりのある方は、早めに歯科医師に相談し、適切な治療と予防を始めましょう。
当院では、矯正相談を実施しています。歯並びが悪化してしまった場合も適切な治療方法を提案いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。【カウンセリングを予約する

関連ページ

お得なキャンペーン