投稿日：2025.9.20

未成年でも矯正ローンは組める？自動車ローン（アプラス）がある場合の対応方法も紹介

「未成年だけど、矯正ローンって組めるの？」
「車のローンを組んだばかりだけど、審査は通る？
ローンを考えたときに、このような不安を感じる18歳・19歳の方は少なくありません。
結論から言うと、未成年でも矯正ローンを組むことは可能です。
また、自動車ローンなど他のローンがあっても、すぐに諦める必要はありません。
この記事では、未成年者が矯正ローンを組むための条件から、審査に通りやすくなるコツ、そして万が一審査に落ちてしまった場合の対処法まで解説します。

未成年だけど矯正ローンは組めますか？

「すでにアプラスの自動車ローンを組んでいます。未成年ですが、矯正ローンも組めますか？」
これは、実際に当院のカウンセリングでよくいただくご質問の一つです。
特に、アルバイトなどで収入が限られる未成年の方や学生さんにとって、高額な費用をどうやって支払うか心配になる方も多いです。
結論から言うと、当院では複数の信販会社のローンをご用意しています。
もし一つのローン会社の審査に通らなかった場合でも、すぐに別のローン会社で審査を行うことができます。

矯正ローンとは？どんな人が利用しているの？

そもそも「矯正ローン」とは、どのような仕組みなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

矯正ローン＝治療費を分割で支払うしくみ

矯正ローンとは、高額になりがちな治療費を月々決まった額で分割払いできる医療専用のローンのことです。
「デンタルローン」とも呼ばれ、主に信販会社やクレジットカード会社が提供しています。
歯科矯正は、基本的に健康保険が適用されない自由診療となります。
そのため、治療費の総額は数十万円から、場合によっては百万円を超えることも珍しくありません。

例えば、総額80万円の治療費もローンを利用して60回払いにすれば、月々の支払いは1万5千円程度に抑えられます。
これなら、アルバイト代の中からでも無理なく支払い計画を立てられますよね。
矯正ローンはまとまった貯金がなくても、すぐに治療をスタートさせてくれる便利なサービスです。

利用者の多くは学生・20代〜30代の会社員

矯正ローンは、特に学生や20代〜30代の比較的若い世代の方に多く利用されています。
その理由は、「コンプレックスは一日でも早く解消したいけれど、まだ貯金は十分にない」という方が多いからです。

また、クレジットカードの分割払いを利用する方法もありますが、矯正治療費は高額なため、
カードの利用限度額（ショッピング枠）を超えてしまうケースも少なくありません。
その点、医療専用ローンなら、必要な金額をしっかりと確保できます。

未成年でも矯正ローンは組めるのか？

未成年の方がローンを組むことはできるのでしょうか。法律上のルールと、実際の運用について解説します。

原則、未成年者は「単独契約ができない」

結論から言うと、法律で定められた「未成年者」が、自分一人の判断でローン契約を結ぶことは原則としてできません。
これは、社会経験の少ない未成年者を不利な契約から守るため、
法律で「未成年者契約の取消し」という権利が認められているからです。
もし未成年者が親の同意を得ずに契約した場合、後からその契約を取り消すことができてしまいます。
ローン会社としては、貸したお金が返ってこなくなるリスクを負うことになるため、
親権者（保護者）の同意を契約の絶対条件としているのです。

例外的に18歳以上で就労収入がある場合は通ることも

2022年4月から、民法改正により成年年齢が20歳から18歳に引き下げられました。
これにより、18歳、19歳の方は法律上「成人」として扱われ、親の同意がなくても様々な契約ができるようになりました。
なお、ローン契約に関しては、特に安定した収入がない学生の場合など、18歳・19歳の方であっても、
引き続き保護者の同意や連帯保証人を求められることがほとんどです。

ただし、18歳以上で、自分自身の力で安定した収入を得ている場合は、保護者の同意なしでローン契約ができる可能性があります。
ローン審査で最も重視されるのは「きちんと返済を続けられる能力があるか」という点です。
例えば、高校を卒業して企業に正社員として就職している19歳の方であれば、
ご自身の名義だけでローン審査に通るケースも十分に考えられます。

アプラスなどローン審査に通らなかったら？

万が一、申し込んだローンの審査に通らなかった場合、もう諦めるしかないのでしょうか。

他社のローンプランに切り替える選択肢もあり

もし一つのローン審査に落ちてしまっても、別のローン会社で再審査するという道が残されています。
なぜなら、ほとんどの歯科医院は、アプラスだけでなく、複数の信販会社と提携しているからです。
ローン会社によって審査の基準や重視するポイントは少しずつ異なります。
そのため、「A社の審査はダメだったけれど、B社の審査には通った」ということは、決して珍しいことではないのです。

医院に相談すれば柔軟に対応してもらえる

審査に不安を感じるなら、まずはクリニックのカウンセラーに正直に相談することが最善策です。
例えば、希望の返済期間を延ばして、月々の返済額を下げてるといったように、
条件を変更して再チャレンジする方法を提案してくれることがあります。
こうした少しの調整で、一度は通らなかった審査をクリアできる可能性が高まります。

他のローン（自動車ローンなど）があっても申し込める？

「すでに自動車ローンや奨学金の返済があるから、
新しいローンは組めないかも…」と心配している方もいるかもしれません。この点についても詳しく解説します。

総量規制の対象外なので安心

 

自動車ローンなど、他に借入れがあったとしても矯正ローンを申し込むことは十分に可能です。
その理由は、矯正ローンなどの医療ローンが、「総量規制」というルールの対象外だからです。
「総量規制」とは、「貸金業者からの借入れは、合計で年収の3分の1まで」と法律で定められた上限のことですが、
これは主にクレジットカードのキャッシングや消費者金融のカードローンなどに適用されるものです。

医療ローンや自動車ローン、住宅ローンといった目的が明確なローンは、この総量規制には含まれません。

つまり、年収300万円の人がすでに100万円の自動車ローンを組んでいたとしても、
それが直接的な理由となって矯正ローンの審査に自動的に落ちる、ということにはならないのです。
したがって、他のローンがあるからといって、申し込みをためらう必要は全くありません。

信用情報の確認・複数申し込みの注意点

ただし、他のローンの返済状況は審査に影響します。また、短期間にいくつものローンに申し込むのは避けるべきです。
ローン会社は審査の際、必ず「信用情報機関」という第三者機関に、あなたの情報を照会します。
ここには、過去のローンやクレジットカードの契約内容、支払い履歴がすべて記録されています。
もし過去に支払いの延滞などがあると、「約束を守れない人かもしれない」と判断され、審査に通りにくくなるため注意が必要です。

また、ごく短期間に複数のローンに申し込んだ履歴があると、「よほどお金に困っているのでは？」と警戒され、
かえって審査が厳しくなってしまうことがあります。
例えば、矯正ローンと自動車ローンを、クリニックや販売店に相談せずに同時期に別々の会社に申し込んでしまうと、
両方の審査に悪い影響を及ぼす可能性があります。
審査通過をスムーズにするためには、日頃から支払いの約束を守り、申し込みは計画的に行うことがポイントです。

カウンセリング時に相談すべきポイント

クリニックで行われるカウンセリングは、治療内容だけでなく、ローンに関する不安や疑問を解消する絶好の機会です。
正確な情報を事前に伝えることで、あなたに合った返済プランやローンの種類を提案しやすくなります。

例えば、以下のようなポイントを具体的に伝えてみましょう。

• 「アルバイトの収入が月々5万円なので、返済は毎月1万円以内に抑えたいです」
• 「実は、奨学金の返済もあって…」
• 「親にはこれから話すつもりですが、同意はもらえると思います」

このように、あなたの希望や現在の状況、懸念点をすべて伝えることで、スタッフも的確なアドバイスができます。
カウンセリングの場を有効に活用し、お金のことも含めて遠慮なく相談しましょう。

未成年でも矯正ローンは可能！複数プランがあるから安心です

未成年者でも、保護者の同意があれば矯正ローンを組むことは可能です。
また、18歳・19歳で安定した収入があれば、単独で契約できる場合もあります。
自動車ローンや奨学金の返済があっても、医療ローンは「総量規制」の対象外なので、それだけで審査を諦める必要はありません。

最も大切なのは、「無理のない返済プランを立てること」そして「一人で抱え込まず、
保護者やクリニックのスタッフといった身近な人に気軽に相談できる環境を持つこと」です。
まずはカウンセリングなどを利用して、相談することから始めてみましょう。