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投稿日:2025.5.14

矯正治療のインビザラインってなに?費用や期間について解説

目立たず快適に歯並びを整える治療として注目されているインビザライン。インビザラインは透明なマウスピースを使用する矯正方法で、見た目の自然さや取り外しのしやすさから人気が高まっている治療法です。本記事では、インビザラインの特徴やメリットとデメリットを解説します。また、インビザラインにかかる費用や治療期間まで詳しく紹介しているので自分に合った矯正方法を見つけたい方は、ぜひ参考にしてください。

インビザラインとは

インビザライン マウスピース矯正

インビザライン矯正は、1997年にアメリカのアライン・テクノロジー社が開発した、透明なマウスピースを用いる矯正方法です。その後に世界各国へと広まり、日本では2006年から導入されました。現在までに1,400万人以上が治療を受けており、世界で最も広く使用されている矯正法のひとつとされています。インビザラインの治療においては、患者さまお一人おひとりの歯並びに合わせて作製されたマウスピースを装着し、少しずつ歯を動かして整えていきます。金属のワイヤーやブラケットを使った従来の矯正とは異なり、装着中も口元が目立ちにくいのが大きな魅力です。

インビザラインの特徴・メリット

インビザラインには、従来のワイヤー矯正にはない多くの魅力があります。ここからはインビザラインが選ばれる理由となっている、主な特徴やメリットについて詳しく解説します。

見た目が目立ちにくい

マウスピース矯正 MP マウスピース

インビザラインの大きなメリットのひとつに、装置が目立ちにくい点があります。透明なマウスピースを使用するため、装着していてもほとんど気づかれにくく、自然な見た目を保てます。またどうしても外したい場面では、短時間であれば取り外すことも可能です。ワイヤーやブラケットに抵抗がある方や、人と接する機会が多い接客業・営業職などに適した矯正方法だといえます。

ブラッシングや食事が今まで通りできる

食事ストレス 食事

インビザラインのマウスピースは、食事や歯磨きの際に自分で簡単に取り外すことができます。通常どおりの歯磨きが可能で、装置の影響による磨き残しも起こりにくく、虫歯や歯周病のリスクを抑えながら治療を進められます。またワイヤー矯正では、食事内容に気をつけたり、運動時に注意が必要だったりすることがありますが、インビザラインではそうした日常生活への制約がほとんどありません。普段通りの生活を送りながら、無理なく歯列を整えられるのも大きなメリットです。

痛みが比較的少ない

痛み

痛みが比較的少ないことも、インビザラインのメリットのひとつです。ワイヤーやブラケットを使った矯正では、装置による強い圧力や締め付け感で痛みを感じたり、金属が口の中に当たって口内炎ができやすくなったりすることがあります。こうした不快感は、矯正治療に対する大きなハードルのひとつといえるでしょう。一方で、インビザラインは段階的に歯を少しずつ動かしていくため、痛みや違和感が比較的少ないのが特徴です。マウスピースも歯の表面にフィットする形状で、金属を使用していないため、装置による粘膜への刺激やトラブルも起こりにくく治療を続けることができます。

通院回数が少ない

インビザライン矯正は、通院回数が少ないのも特徴です。インビザラインは、あらかじめ立てられた治療計画に基づいて、段階ごとのマウスピースが一括で用意されます。決められたタイミングで患者さまご自身がマウスピースを交換していくため、治療のたびに歯科医院を訪れる必要がありません。もちろん個人の症例によって差はありますが、一般的な通院ペースはおよそ2〜3ヶ月に一度ほどとされており、忙しい方でも無理なく治療を続けやすいのが特徴です。

金属アレルギーがあっても治療できる

金属アレルギー 金アレ

インビザラインは金属アレルギーがあっても治療を受けられます。使用されるマウスピースは、金属を一切含まないプラスチック素材で作られているためです。また滑らかな素材でできているため、装置が口の中をこすって痛みが出るといった心配もほとんどないでしょう。

インビザラインの注意点・デメリット

インビザラインはこれまで紹介したような多くのメリットがありますが、注意すべき点やデメリットも存在します。ここからは、治療を進める上で知っておくべき注意点やデメリットについて詳しく紹介します。

自己管理が必要になる

管理 マウスピース手入れ

インビザラインのデメリットと注意点のひとつ目は、自己管理が必要になることです。取り外し可能なマウスピースを使用するため、患者さまご自身の管理が治療の成否を左右します。1日の装着時間が決められており、守らなければ十分な効果が得られません。食事や歯みがきの際に一時的に取り外すことは可能ですが、その後は速やかに再装着することが大切です。つけ忘れや装着時間の不足が続くと、治療計画が予定通りに進まなくなるリスクもあるため、自己管理が求められる治療法といえるでしょう。

適応できない場合がある

インビザライン矯正は多くの人に対応できる治療法ですが、すべての症例に適しているわけではありません。
以下のようなケースでは、マウスピースによる矯正が難しい場合があります。

● 出っ歯や受け口が重度
● 歯が骨の中に埋まっている(埋伏歯)
● インプラントが多い

複雑な歯並びや噛み合わせなどの症例や骨格に問題がある場合は、外科手術や他の矯正方法が必要になることがあるため、注意が必要です。

インビザラインの費用

インビザライン矯正は歯並びの一部を整える部分矯正であれば、およそ40~80万円ほどが目安となります。一方で全体的なインビザライン矯正になると、70万円から100万円程度が相場です。さらに、クリニックによっては月ごとに4,000円〜1万円ほどの調整費が別途必要になる場合もあります。インビザライン矯正の費用は治療の範囲によって大きく異なり、調整費が別途かかることがあるため、事前にクリニックへ確認をとっておきましょう。

インビザラインの期間

インビザライン矯正の治療期間は、部分矯正で約6ヶ月=1年、全体矯正で2~4年が目安です。治療の範囲によって動かす歯の本数や移動量が異なるためです。例えば、前歯など一部だけを整える部分矯正は、比較的軽度な症例に対応しているため、短期間で治療が完了します。一方、上下すべての歯を整える全体矯正は、より時間をかけて丁寧に歯並びを調整していく必要があります。ただし実際の期間は歯並びの状態や治療計画によって個人差があるため、詳しい期間はドクターに事前に確認しておきましょう。

インビザライン治療の流れ

カウンセリング

インビザラインは、一般的に以下の流れで進めていくことが多いです。

1. カウンセリング
2. 精密検査
3. マウスピース用の歯型採取
4. 矯正のシミュレーション
5. インビザライン治療開始
6. 保定期間

インビザライン矯正は、まずカウンセリングで歯並びの悩みや理想の仕上がりについてヒアリングを行い、治療が可能かどうかや費用・期間の目安を伝えます。そして虫歯や歯周病の有無、かみ合わせの状態などを精密に検査し、必要あれば事前に治療を行います。準備が整ったら歯型を採取してすべてのマウスピースを一括で製作し、マウスピースが届いたら治療開始です。装着時間や交換ルールを守りながら、定期的に通院して経過を確認していきます。治療が完了したら歯並びの後戻りを防ぐために、保定装置を装着しながら経過を見守ります。

インビザラインをご検討中の方はぜひ当院へご相談ください

マウスピース矯正

インビザラインは、透明なマウスピースを用いて目立たずに歯並びを整える矯正治療です。取り外しが可能なため、食事や歯みがきも普段どおりにでき、痛みや通院回数も少ないのがメリットです。ただし自己管理が必要で、すべての症例に適応できるわけではありません。費用や期間は治療内容によって異なるため、まずはドクターによる相談を受けることが大切です。当院のマウスピース矯正についてはこちらをご覧ください。→マウスピース矯正

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