投稿日:2025.5.19
歯並びがうつ病につながることがあるって本当?
みなさんこんにちは、札幌キュア矯正歯科です。
「うつ病と歯並びって関係あるの?」「最近なんだか気分が落ち込む」
上記のようなお悩みはありませんか?
見た目のコンプレックスや噛みにくさといった歯並びの悩みが、心の不調と深く関係していることがあります。
今回はうつ病の原因や症状、歯並びとの意外な関係について解説します。
歯並びの改善によって得られるメリットや治療法についてもわかりやすく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
歯の健康(歯並び)とうつ病は関係している?

歯並びとうつ病のあいだには、一定の関係性があると考えられています。
歯並びが乱れていると噛み合わせにも影響が出やすく、顎関節に負担がかかったり、
首や肩の筋肉が緊張して体の不調につながったりすることがあるのです。
さらに、歯並びの悪さは歯周病のリスクを高める一因とされており、歯周病とうつ病との関連も複数の研究で示されています。
また、見た目に対するコンプレックスから自己肯定感が低下し、精神的なストレスにつながるケースもあります。
うつ病とは
うつ病は、簡単に言えば「脳のエネルギーが不足している状態」です。
主に以下のような心の不調が続くことがあります。
- 気分が落ち込む
- 食欲・睡眠欲・性欲といった意欲がわかなくなる
さらに、頭痛や倦怠感など、体にも不調が現れることがあります。
つまり、脳全体の働きに不具合が起きてしまっている状態とも言えるのです。
うつ病の原因
うつ病は、以下が原因で発症することがあります。
| 環境的要因 | ・家庭や職場での変化
・人間関係のトラブル ・災害などのストレス |
| 身体的要因 | ・慢性的な疲労
・ホルモンバランスの変化 ・アルコールの乱用 |
| 性格的要因 | ・几帳面
・完璧主義 ・依存的 |
上記で特に多く見られるのが、職場や家庭でのストレスなど、環境的な要因によるものです。
また、性格の傾向や身体の状態も複雑に絡み合って発症することが多く、誰でも発症する可能性がある身近な病気といえます。
うつ病の症状
うつ病では、以下のような心と体の両方にさまざまな不調が現れることがあります
【精神面の主なサイン】
- 楽しい・嬉しいと感じることがほとんどなくなる
- 集中力が続かず、決断が難しくなる
- ささいなことでイライラしやすくなる
- 気分の落ち込みが一日中続く
【身体に表れる変化】
- いつも体がだるく、疲れやすい
- 不眠や過眠が続く
- 頭痛や胃の不調、めまいなどが起こる
- 食欲が極端に減る、または増える
当てはまるからといって必ずしもうつ病とは限りませんが、
上記の症状が続いて日常生活に支障をきたしている場合は、早めの受診が回復への第一歩となります。
歯並びの悪さはなぜうつ病に関係しているのか
歯並びの乱れがうつ病と関係している理由には、大きく分けて「見た目」と「機能」の両面からくるストレスが影響していると考えられます。それぞれの観点から、心に与える影響を詳しく見ていきましょう。
審美面にストレスがあるため
歯並びの審美的ストレスがあるため、うつ病に繋がることがあります。
家族や友人からの何気ない一言や、写真に写った自分の口元を見たときなど、ふとした瞬間に歯並びが気になり始めるかもしれません。
気にし始めるとそれが大きなストレスとなり、心のバランスを崩してうつ症状が出るケースも考えられます。
また、すでにうつ病を患っている人が、歯並びへの強いコンプレックスを抱くことで、状態が悪化してしまうリスクもあるでしょう。
機能面にストレスがあるため
歯並びの悪さから来る機能面によるストレスも、うつ病に繋がることがあります。
たとえば食事の場面では、噛み合わせがうまくいかず、しっかり噛めないまま飲み込んでしまうケースがあります。
こうした状態が続くと、食事そのものがストレスの原因となり、
気づかないうちに心の負担が積み重なって、うつ症状を引き起こす可能性があるのです。
また、発音への影響も見逃せません。
「サ行やタ行がはっきり言えない」といった悩みがあると、会話がスムーズにできず人と話すのが億劫になることもあります。
人間関係にストレスを感じやすくなり、うつ病へとつながるリスクも出てくるため注意が必要です。
さらに、歯並びが悪いと歯のすみずみまで清掃しにくくなり、虫歯や歯周病にもかかりやすくなります。
研究でも歯周病と精神的な不調との関係が示されているように、歯の健康状態を軽視すると、心の健康にとっても危険と言えるでしょう。
歯並びを改善する治療法
歯並びの改善にはさまざまな治療方法があります。
ここからは、代表的な治療法について詳しく見ていきましょう。
ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、「ブラケット」という小さな装置を歯の表面に貼り付けて、ワイヤーを通して歯を動かしていく矯正方法です。
ワイヤーを定期的に調整することで、徐々に歯を理想的な位置に移動させます。
歯並びや噛み合わせに幅広く対応できるため、重度の歯並びの問題にも効果があるのがメリットです。
基本的にワイヤーやブラケットは金属を使用しますが、見た目が気になる方向けに
近年では透明なブラケットや白いワイヤーが選択できるクリニックも増えています。
上記のような審美性の装置を取り扱っているかはクリニックによっても異なるため、事前にクリニックに確認しておきましょう
マウスピース型矯正

マウスピース型矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを使って歯を動かす矯正方法です。
ワイヤー矯正と異なり、目立ちにくいため見た目を気にする方に人気があります。
また、ご自身で装置の着脱が可能なため、今まで通りに食事や歯磨きができるのもメリットです。
ただし、マウスピースは1日22時間程度の装着が推奨されており、治療の効果を最大限にするためには、規定通りに装着を続けることが大切です。
裏側矯正(舌側矯うらがわ
裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを装着する矯正治療です。
ほとんど装置が見えないため、矯正中であることを周囲に気づかれにくいのが大きな特徴です。
ただし歯の裏側に装着するため、装置が舌に当たる違和感が出やすく、最初は発音しにくくなることがあります。
裏側矯正(舌側矯正)装置のセットや調整には高い技術が必要なため、経験豊富な矯正歯科で相談することが大切です。
うつ病予防のための生活改善とは
うつ病のリスクを減らすためには心身のケアだけでなく、日々の生活を見直すことも欠かせません。
特にストレスの管理や生活習慣の整え方は、予防のために重要なポイントです。
ここからは、うつ病を遠ざけるために意識したい生活改善のヒントを紹介します。
ストレスの解消
うつ病予防のためには、できるだけストレスをためないことが大切です。
ストレスの発散方法は人それぞれですが、暴飲暴食は身体への負担が大きいため、控えるように意識しましょう。
また歯列矯正を始めると、食事のしづらさや見た目の変化、口内の違和感などがストレスの原因になることがあります。
治療後の歯並びや体の調子が良くなった自分を想像したり、体を動かしたりして、口元ばかりに意識が向きすぎないよう工夫すると良いでしょう。
生活習慣の見直し
生活習慣の見直しも、うつ病を予防するためにとても大切なことです。
うつ病を含めた体調不良の背景には、以下のような日常の悪習慣が影響していることも少なくありません。
- 頬杖をつく
- 足を組む
- 片側の肩ばかりで荷物を持つ
- 片側を下にして寝る、枕の高さが合っていない
- 猫背になっている
- よく噛まずに食べる
上記のような癖が積み重なると、たとえ歯列矯正で噛み合わせを改善しても、
不調がなかなか改善されなかったり、せっかく整えた歯並びが元に戻ったりする可能性もあります。
そのため歯列矯正に頼るだけでなく、普段の生活習慣を見直すことがとても大切です。
まとめ
歯並びの乱れは見た目のコンプレックスだけでなく、噛みにくさや発音のしづらさなど機能面の問題を引き起こすことがあります。
上記の内容がストレスとなって心身の不調、ひいてはうつ病のリスクを高めることがあるため、注意が必要です。

札幌キュア矯正歯科では、患者さまお一人おひとりのお悩みや歯並びの状態にマッチした、オーダーメイドの矯正プランをご提案します。
ささいなご質問にも丁寧にお答えしますので、歯並びや心身のお悩みなど気になることがありましたら、ぜひ一度当院へご相談ください。
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