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投稿日:2023.11.1

口元がモコっとする原因と対処法

こんにちは!札幌キュア矯正歯科です。
「口元がモコっとしてる」
「横顔が気になる」
「どうすれば改善できるの?」
鏡を見て、自分の口元に違和感を覚えたことはありませんか?
口元がモコッと盛り上がってみえる状態は、「口ゴボ」と呼ばれることもあります。
口元が盛り上がってしまう原因は、歯並び、骨格、唇などの軟組織などさまざまです。
そこで本記事では、「口元がモッコリする原因と対処法」について詳しくご紹介していきます。

口元がモコッとする状態とは?

「なんだか口元がモコッとしてるかも?」鏡を見て自分の口元に違和感を覚えた経験はありませんか?
もしかしたら、それは「口ゴボ」と呼ばれる状態かもしれません。
口ゴボとは、口元が前に突き出して見え、モコッと盛り上がっているようにみえる状態を指す言葉です。
単に見た目の問題だけでなく、コンプレックスに感じてしまう方もいるでしょう。
食べにくさや発音のしづらさ、口が閉じにくいことによる乾燥など、日常生活に影響を及ぼす場合もあります。
改善するためには、原因に合わせた治療が必要です。
軽度の場合は、舌のトレーニングや表情筋トレーニングで改善が見られることもありますが、
根本的に改善したい場合は、矯正治療や外科手術が必要になるケースもあります。
口元の状態は、専門家でないと正確な判断が難しいものです。
もし、自分の口元が気になる場合は、一度歯科医院で相談してみることをおすすめします。

口元が盛り上がってみえる原因と対処法

では、なぜ口元がモコッと盛り上がってしまうのでしょうか?その原因は、大きく分けて「歯並び」「骨格」「唇などの軟組織」
の3つが考えられます。ここでは、原因と対処法を紹介します。

1.歯並び

まずは「歯並び」です。
特に口元の印象へ大きく影響を与えるのが「上下顎前突」や「上顎前突(出っ歯)」の方です。

口元ゴボ上下顎前突は、上下の歯がどちらも前に突き出ている状態です。
一方、上顎前突は、上の歯が極端に前に出ている状態、いわゆる出っ歯のことです。
これらの状態では、口を閉じた時にどうしても歯が出ている部分が膨らんでしまい、口元が前に突き出た印象を与えてしまうのです。
さらに、歯並びの問題は見た目だけでなく、健康面にも影響を及ぼすことがあります。
例えば、歯が前に出ていると唇が閉じにくいため、無意識のうちに口呼吸になってしまう方が少なくありません。
口呼吸が習慣化すると口の中が乾燥して唾液の自浄作用が低下し、口臭を引き起こしたり、
細菌やウイルスが侵入しやすくなり風邪をひきやすくなったりするリスクが高まります。
また、頑張って口を閉じようとすることで顎に不自然な力が入ってしまい、顎の関節に負担がかかったり、
口周りに「梅干しジワ」と呼ばれるシワができてしまうこともあります。
原因となっている歯並びを治すことで一緒に改善できることが多いです。

治療方法

歯列矯正 ワイヤー矯正

基本的には「歯列矯正」で治療することができます。
歯列矯正には、大きく分けて「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正」の2種類があります。
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットという装置を接着し、ワイヤーの力で歯を動かしていく方法です。
一方、マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着し、段階的に歯を動かしていく方法です。
歯が前に飛び出して並んでいる分、歯列を後退させる必要がある場合が多いです。
もし並び切る為のスペースづくりが必要な場合には抜歯をご案内することがあります。
一人ひとりお口の中の状態は違うため、抜歯が必要かどうかは人それぞれです。
精密検査を行い、レントゲン写真や歯型模型などを分析した上で、治療計画を立てます。

2.骨格

受け口 反対咬合

「骨格」が歯並びの乱れに影響していることもあります。
歯並びだけはなく「骨格」の影響が大きい場合、歯列矯正だけでの改善が難しい場合があります。
たとえば、「受け口(反対咬合)」の方は骨格的な影響が原因の方が多いです。

 

Eライン

下顎が上顎よりも前に突き出ているため、どうしても下あごが目立ち、口元がモコッとした印象になりやすいです。
また、口元がモコっとする印象の他にも「Eライン(エステティックライン)」が崩れて見えることが多くいらっしゃいます。
Eラインとは、鼻先と顎先を結んだラインのことで美しい横顔の指標の一つとされています。
受け口の場合、下顎が前に出ているため、Eラインよりも下唇が前に出てしまい、横顔のバランスが崩れてしまうのです。
そのため、横顔にコンプレックスを抱えている方も少なくありません。

治療方法

骨格に問題がある場合、歯列矯正だけでは改善が難しいことがあります。
もちろん、軽度の受け口であれば、歯列矯正で歯の角度を調整することで、ある程度改善できる場合もあります。
しかし、骨格のずれが大きい場合は、外科手術を併用した矯正治療(外科矯正)が必要です。
当院では、外科矯正を行う場合、歯科口腔外科と連携して治療を進めていくことになります。
また、外科手術で骨格を整えた後、歯列矯正を行う「サージェリーファースト」という方法を採用しています。
通常の外科矯正と比べて、治療期間の短縮や術後の顔貌の変化を早期に実感できるのがメリット。
ただし、大がかりな手術が必要になるため、手術方法やリスク、費用など、不安なことや疑問点は遠慮せずに質問し、
十分に納得した上で治療に臨むことが大切です。くわしくは、「サージェリーファースト」をご覧ください。
サージェリーファーストが適用できるかどうかは、患者さんの状態によって異なりますので、
一度歯科医院にて詳しく検査を受け、手術の必要性について調べてみましょう。

3.唇などの軟組織

口元 唇

歯や骨格に異常がなければ、それ以外の組織に原因があるということになります。
たとえば、唇が生まれつき厚い方は、どうしても口元がボリュームアップして見えてしまうことがあります。
また、年齢を重ねるにつれて口周りの筋肉が衰えてくると、唇がたるんで口元がモコッとした印象になることも。
さらに、普段の表情や口周りの筋肉の使い方の癖が口元の印象に影響を与えている可能性も捨てきれません。

治療方法

では、このような「唇などの軟組織」が原因で口元のモコッと感が気になる場合、どのように改善すれば良いのでしょうか。
残念ながら、歯並びや骨格に問題がない場合、歯列矯正で口元の印象を劇的に変化させることは難しいかもしれません。
形成外科や美容外科にてご相談することが必要な場合もあります。
ヒアルロン酸注射や組織切除手術によって唇の厚みを調整したり、表情筋トレーニングやマッサージで口周りの筋肉を鍛えることで、
理想の口元に近づけるでしょう。気になっている口元が歯列矯正の治療範囲内なのか迷われている方は、まずは歯科医院にて相談し、
検査を受けてみると良いですよ。

まとめ

口元のモコっとした膨らみの原因は、歯並び、骨格、唇などの軟組織の3つに大きく分けられ、それぞれに適した対処法が存在します。
たとえば、歯並びが原因の場合は、歯列矯正が有効です。骨格が原因の場合は、通常の歯列矯正だけでは改善が難しく、
外科手術を併用した矯正治療(外科矯正)が必要となることがあります。
唇などの軟組織が原因の場合は、形成外科や美容外科での治療が選択肢となるでしょう。
どの原因に当てはまるかは精密検査が必要です。まずは歯科医院で相談しましょう。
当院では随時矯正相談を受付けています。
「口元の膨らみが気になる」といった相談にも丁寧にお答えいたしますので、どうぞお気軽にご予約ください。
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