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ブログ

投稿日:2023.9.20

睡眠時の歯ぎしりの原因は?その影響と対策・治療法を解説

こんにちは!札幌キュア矯正歯科です♪
いつも当医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
睡眠時の歯ぎしりに悩まされている方は意外と多くいらっしゃるのではないでしょうか?寝ている間のことのため自分だけでは中々気づくことが難しく、同居中の家族に指摘されたりすることで気づく方が多いようです。歯ぎしりは、睡眠の質を低下させるだけではありません。歯や歯茎、あごなどお口の健康にも影響します。そこで本記事では、睡眠時の歯ぎしりの原因や影響、治療方法などについて詳しくご紹介していきます。

歯ぎしりについて

歯ぎしり

歯ぎしりとは、睡眠中や起きているときに無意識に歯を擦り合わせる行動のこと。寝ている間の歯ぎしりはご自身だけでは自覚することが難しいことが多いです。ですが、眠っている間の歯ぎしりでは、歯や顎に大きな負担がかかり、たとえば、

  •  虫歯治療などで施した詰め物が取れやすくなってしまう
  • 歯がすり減ってしまう
  • 健康な歯でも長期間によって歯ぎしりが行われると歯が欠けてしまう

 

など、大切な歯を失ってしまう原因にもなりかねません。
原因は、まだ完全には解明されていませんが、口腔内の状態や心身の影響によって引き起こされていることがあります。放置してしまうと大きなトラブルになってしまうこともありますので、心当たりのある方はなるべく早く治療していきましょう!

睡眠時に起こりやすい歯ぎしりの原因

眠っている間の歯ぎしりにはいくつか原因が考えられます。ご自身に当てはまるものがないか確認していきましょう。

浅い睡眠

歯ぎしりの原因の一つに、「睡眠の浅さ」が挙げられます。睡眠が浅いときには頬の筋肉に無意識に力がかかりやすく、歯ぎしりを引き起こしてしまうことがあります。ストレスやカフェインの過剰摂取、喫煙など睡眠環境の悪さによって睡眠が浅くなることも。ぐっすり眠るためには、ご自身のストレスを解消し、さらには熟睡できる環境づくりをすることが大切です。たとえば、

  • 自分にあった枕の高さにする
  • 過度な飲酒・喫煙を避ける
  • 適度な運動を取り入れる
  • 寝る前にリラックスする時間を作る

 

など、さまざまな方法があります。しかし、睡眠の質を改善するのはなかなか難しいもの。自分の歯を守るためにもナイトガードの利用を検討してみましょう。

歯並び、かみ合わせ

歯並び 歯の負担 

もう一つ見逃せないのが「歯並びやかみ合わせ」です。歯並び、かみ合わせが悪い方は歯ぎしりをしやすいという傾向にあります。なぜなら、かみ合わせが良い場合は、歯にかかる力が均等に分散されるのに対し、かみ合わせが悪い場合は、特定の歯に負担が集中してしまうからです。その結果、

  • 歯が欠けたり、もろくなってしまう
  • 歯が抜け落ちてしまう
  •  顎関節症を引き起こす

 

といったリスクが高まります。
「朝起きた時に顎が痛い」「口を開けづらい」といった症状がある方は、歯ぎしりが原因かもしれません。

寝方

仰向け 眠る 女性

就寝時の体制によっても歯ぎしりの起きやすさが変わってくることをご存じでしょうか?特にうつ伏せや横向きでの寝方は、歯や歯茎に圧力がかかり歯ぎしりや食いしばりが悪化してしまう恐れがあります。できる限り「仰向け」の状態で寝ることで、歯や顎への負担を軽減し、歯ぎしりや食いしばりを予防することができます。寝ている途中に姿勢が変わってしまう方は両脇にクッションや布団を詰めて、なるべく同じ姿勢のまま寝られるようにしてみるのも良いかもしれません。歯ぎしりや食いしばりだけではなく、歯並びを悪化させないためにも、就寝時に余計な力を歯や顎にかけないよう、寝室の状態も見直してみましょう。

歯ぎしりの緩和法・治療法

歯ぎしりの緩和法・治療法は、以下の通りです。

ナイトガードを装着する

ナイトガード マウスピース

就寝時用のマウスピース(ナイトガード)を使用することもおすすめです。ナイトガードは、就寝時に装着するマウスピースのこと。歯ぎしりによって歯がすり減ったり、欠けてしまうのを防いでくれます。ただし、ナイトガードを使用していれば歯がすり減る、欠けるなどのリスクを完全にとは言えません。歯へのダメージをある程度減らすための有効な手段です。歯ぎしりが気になる方は、まずはナイトガードの利用を検討してみましょう。

噛み合わせの調整をする

噛み合わせが悪いと、特定の歯に負担が集中しやすくなります。無意識のうちに歯を食いしばったり、歯ぎしりをしたりして、その負担を軽減しようと体が反応してしまうのです。「私の噛み合わせは大丈夫?」そう思った方は、一度歯科医院でチェックしてもらうことをおすすめします。自分では気づかない噛み合わせのズレがあるかもしれません。噛み合わせの悪さが原因で歯ぎしりが起こる場合は、歯科医師による噛み合わせの調整が有効です。高さが合っていない部分を削る、かぶせ物や詰め物を調整する、歯列矯正を行うといった方法があります。

ストレスを減らす

ストレスを感じると、人は無意識のうちに歯を食いしばったり、歯ぎしりをしたりしてしまいます。ストレスがなくなれば歯ぎしりの回数も減りますが、現代社会でストレスを完全にゼロにするのは難しいものです。しかし、ストレスをうまくコントロールする方法なら、きっと見つかるでしょう。たとえば、

  •  趣味に没頭する
  • ヨガや瞑想をする
  • 友達や家族と過ごす
  • 美味しいものを食べる

 

など、ストレスを解消する方法はたくさんあります、いろいろな方法を試してみて自分にピッタリのストレス解消法を見つけましょう。

質の良い睡眠をとる

質の良い睡眠は、心身の健康だけでなく、歯の健康にもつながっているため、睡眠不足や睡眠の質の低下も歯ぎしりが引き起こされる原因となります。毎日同じ時間に寝起きし、7~8時間の睡眠時間を確保する、寝る前のコーヒーや紅茶を避けるなどして質の良い睡眠をとるようにしましょう。

歯列矯正を受ける

札幌 歯列矯正

マウスピース矯正 模型 マウスピース

歯ぎしりが引き起こされている原因が「歯並びやかみ合わせの悪さ」にある場合、歯列矯正という選択肢があります。歯列矯正は、歯並びやかみわせを根本的に改善することで、歯ぎしりを解消・軽減できる可能性があります。「歯並びは気になるけど、矯正って大変そう」そんなイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、近年では、さまざまな矯正方法が登場しています。大きく分けると、ワイヤー矯正とマウスピース型矯正があります。ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を付け、ワイヤーを通して歯を動かしていく方法です。またマウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着することで、歯を徐々に動かしていく方法です。そして、歯列矯正によって歯ぎしりが軽減されるだけではありません。虫歯や歯周病予防、発音の改善など、さまざまな効果も期待できます。「歯ぎしりと歯並び、どちらも気になる」という方は、一度矯正歯科に相談してみることをおすすめします。
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最後に

歯ぎしりが引き起こされる原因は、ストレス、睡眠の質、歯並びやかみ合わせ、寝方などさまざまです。原因別に適切な対策を行うことが重要です。対策としては、ナイトガードの装着、噛み合わせの調整、ストレス軽減、睡眠改善、歯列矯正などがあります。歯ぎしりが気になる方は、まずは歯科医院に相談してみましょう。当院ではカウンセリングを実施しています。歯並びの悩みはもちろんのこと、「就寝時の歯ぎしり」についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。カウンセリングのあとは精密検査をお受けいただき、医師が一人ひとりに合った治療方針をご提案いたします。カウンセリングのご予約はこちら!ご一読いただきありがとうございました。

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