menu
close

ブログ

投稿日:2023.7.19

歯並びの悪化を防ぐには?

こんにちは^^札幌キュア矯正歯科です。
当院のブログを見つけてくださりありがとうございます!
皆さんは、歯並びは日々変化しているってご存じですか?
鏡を見て「キレイに並んでいるから大丈夫!」と思っていても、油断は禁物です。
加齢とともに歯を支える骨が弱くなったり、親知らずが生えてきたりすることが原因で歯並びが変化することがあります。また、食事や歯ぎしり、舌の癖など何気ない習慣は注意が必要で。そこで記事では、歯並びが悪化してしまう生活習慣と予防法を紹介します。
以前はキレイに並んでいたのに、少しガタガタになってきているという方は、ぜひ参考にしてください。

歯並びが悪くなる生活習慣と対策

歯には毎日、さまざまな力が加わって変化しています。ここでは、歯並びが悪くなる生活習慣を5つ紹介します。

①食いしばり・歯ぎしり

札幌 矯正歯科 食いしばり

日中や睡眠中に無意識に歯を食いしばったり、ギリギリと歯ぎしりしたりしていませんか?食いしばりや歯ぎしりは顎や歯にとても大きな負担がかかります。その力は、体重の2~3倍になることも。歯並びが悪くなるだけでなく、歯がすり減ったり欠けたりといったトラブルに発展することも多いのです。特に、睡眠中の歯ぎしりは自分では気づきにくいため、朝起きた時の顎の痛みや違和感、歯のすり減りなどで初めて気づくこともあります。特に、日頃から無意識に歯を食いしばったり、ギリギリと歯ぎしりをしている自覚がある方は要注意です。寝ている間やスポーツ中など、力が入る瞬間にこれらの癖が出やすい傾向があります。

対策
就寝時に、ナイトガードを装着することで、歯や顎への負担を分散し、ダメージを軽減できます。さらに、歯並びや噛み合わせの悪さが原因で歯ぎしりや食いしばりが起きている場合は、歯列矯正によって根本的な改善が期待できます。

②口呼吸

虫歯 口臭 風邪

 

口呼吸とは、口がポカンと開いた状態になり、口で息を吐いたり吸ったりする状態をいいます。口呼吸を続けていると、口周りの筋肉や舌の力が弱まり、口が常にポカンと開いた状態になりがちです。この状態になると、舌が本来の位置から下がり、歯を押す力が働いてしまいます。

対策
口呼吸の原因には、姿勢の悪さや鼻づまり、歯並びなどが考えられますので、ご自身の原因を改善することが必要です。口呼吸の改善には、意識的に鼻で呼吸をするように心がけたり、「あいうべ体操」といって口周りの筋肉を鍛え、舌の位置を正しくする体操も有効です。

あいうべ体操のやり方は以下の通り。

札幌 歯列矯正
● 「あ」:口を大きく縦に開けて「あ」の形を作り、5秒キープ。
● 「い」:口を横に大きく広げて「い」の形を作り、5秒キープ。
● 「う」:唇を前に突き出して「う」の形を作り、5秒キープ。
● 「べ」:舌を思いっきり前に突き出して「べー」の形を作り、5秒キープ。
それぞれゆっくりと、大きく、発音する際ははっきり行うようにしましょう。毎日数回行うことで、口呼吸の改善につながります。

③虫歯や歯周病

札幌 歯列矯正

実は、これらの口腔トラブルも歯並びにも悪影響を及ぼす可能性があります。虫歯や歯周病で歯が痛むと、その部分を無意識のうちに避けて噛むようになりますよね。そうすると他の歯に負担がかかり、歯並びを崩してしまう可能性があります。また、歯周病は歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてしまう病気。進行すると歯がグラグラになり、最悪の場合、抜歯が必要になることも。歯を失うと、その隙間を埋めるように周りの歯が傾き、歯並び全体が乱れてしまうのです。

対策
虫歯や歯周病にならないよう、毎日の丁寧な歯磨きと定期的な歯科検診が大切です。気になる症状があればすぐに相談しましょう。

④舌癖

札幌 歯列矯正

舌が正しい位置におらず悪さをすることを「舌癖(ぜつへき)」と呼びます。舌は本来「スポット」と呼ばれる位置にあることが理想ですが、何らかの理由により「スポット」に舌がないと、舌で前歯を押してしまい歯並びを悪くしてしまいます。特に、成長期の子供の場合は、顎の成長にも影響を及ぼし、将来的な歯並びや顔の形にも影響する可能性があるため注意が必要です。

対策
自分の舌が正しい位置にあるのか、しっかり確認をすることがとても大切です。まずは、リラックスした状態で口を閉じ、舌先がスポットに軽く触れているか確認してみましょう。もし、舌の位置がずれている場合は、意識的にスポットに置くように練習したり、「MFTトレーニング(口腔筋機能療法)」と呼ばれるトレーニングを行うことも有効です。

⑤姿勢の悪さ

札幌 矯正治療

姿勢が悪いと、肩こりや腰痛になりやすいイメージがあるかもしれません。しかし、姿勢の悪さも歯並びや骨格に影響を与えることをご存じですか?猫背やストレートネックと呼ばれるものは特に歯並びや骨格に歪みを与えます。また、猫背の姿勢は筋肉への影響で口が開きやすく、口呼吸の原因に。それが原因で歯並びが乱れたり、口元が前に出てしまう「出っ歯」のような状態になることもあります。

対策
長時間のパソコン作業やスマホの使いすぎなど、現代人の多くが陥りがちな姿勢の悪さ。しかし、以下のような毎日のちょっとした心がけで改善することは可能です。

● 正しい姿勢を意識する:座る時や立つ時に背筋を伸ばし、顎を引くことを意識しましょう。
● ストレッチを取り入れる:長時間同じ姿勢を続けないように、こまめな休憩を挟み。肩・首・背中の筋肉をほぐすストレッチを習慣にしましょう。

歯並びの悪化を防ぐには?

札幌 歯列矯正 カウンセリング

ここまで、歯並びが悪くなる生活習慣について紹介してきました。歯並びの悪化を防ぐには、姿勢・呼吸法・舌の位置など日々の心がけが大切になります。また、虫歯や歯周病も歯並びの悪化を招く原因となるため、正しい歯磨き習慣を身につけることが大切です。歯並びの悪化は放置すると、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。少しでも気に
なることがあれば、早めに歯科医師に相談しましょう。

歯並びが悪化していると感じたら?

「鏡を見るたびに歯並びが気になる」「以前よりも悪化してる 」
このような悩みを抱えているなら、まずは、勇気を出して歯科矯正専門医に相談してみましょう。しかし、中には「歯列矯正って痛いし、時間もお金もかかるから…」そう思ってためらっている方は多いです。しかし、歯列矯正には、目立ちにくい透明なマウスピースを使った方法や、歯の裏側に装置をつけることでほとんど目立たない裏側矯正などがあります。また、奥歯の噛み合わせに問題がないケースでは、治療期間が短い部分矯正も選択できます。歯並びの悪化を放置すると、虫歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、顎の関節に負担がかかり、口を開けるたびに痛みが走る「顎関節症(がくかんせつしょう)」を引き起こすことも。噛み合わせが悪い場合は、食べ物をうまく噛み砕けず消化不良を起こしたり、発音が不明瞭になったりと全身の健康や日常生活にも悪影響を及ぼす可能性があります。そうならないためにも、歯並びが悪化していると感じたら早めに相談してみましょう。

最後に

歯並びは、加齢やさまざまな生活習慣によって悪化することがあります。しかし、その原因を知り、対策をとることで歯並びの悪化を防ぐことが可能です。姿勢や歯ぎしり・食いしばり、舌の位置など歯並びに悪い影響を与えないように日頃から意識し、必要に応じて治療を積極的に行っていくことをおすすめします。札幌キュア矯正歯科では、患者様一人ひとりの歯並びやライフスタイルに合わせた治療方法をご提案しています。
「歯並びが気になるけど、どんな治療法があるのかわからない」「矯正治療は費用や期間が心配」そのような方も、お気軽に当院のカウンセリングにお越しください。

関連ページ