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投稿日:2023.3.1

矯正治療中の歯磨きは難しい?

こんにちは!札幌キュア矯正歯科です。
当院のブログを見つけてくださりありがとうございます!

「装置を付けた状態の歯磨きは難しい?」
「矯正中の歯磨きって大変なんだよね…」
このような心配をしている方もたくさんいらっしゃると思います。

矯正中に歯磨きを怠ってしまい、虫歯や歯周病になると治療の進行に支障をきたすことがあります。
そのため、矯正前よりもしっかりと歯のケアを行う必要があります。
もちろん慣れるまでは難しいと感じる方が多いかと思いますが、毎日行う歯磨きはすぐに慣れることができます!
そこで本日は、矯正装置を付けたときの歯磨きの仕方や、おすすめの歯ブラシについて紹介します。

矯正治療中の歯磨きは難しい?

矯正中の歯磨きは歯に装置が付いているため、通常よりも手間がかかると感じます。
磨き方にもコツがいるのが事実です。
また、矯正治療中は以下のような問題が起こりがちで、お口の健康を保ちにくくなります。

  • 食べかすが残りやすくなる
  • プラーク(歯垢)が溜まりやすくなる
  • 歯ブラシが当てにくくなる

矯正中の歯磨きを疎かにしてしまうと、虫歯や歯周病のリスクが増加する可能性があります。
また、虫歯や歯周病になってしまうと、矯正を一時的に中断して治療に行うこともあるため、矯正治療の進行に影響を及ぼす可能性があります。

矯正中は「食べたらすぐ歯を磨く」を習慣にし、歯ブラシがしっかりと歯と装置に当たっているかを鏡でチェックしながら磨きましょう。
札幌 歯列矯正

矯正中は歯磨きが重要

矯正中は歯を清潔に保つことが重要になります。
そのため、当院では患者さまが矯正装置を装着された初日に、口腔ケアをサポートする歯ブラシセットをお渡ししています。

  • 矯正用歯ブラシ:毛先が山型にカットされた歯ブラシです。ブラケットやワイヤーの周りもしっかりと磨くことができます。
  • タフトブラシ:毛先が一束になった歯ブラシです。ブラケットの周囲や奥歯の後ろなど細かい部分まで届きます。
  • 歯間ブラシ:歯と歯の間や装置の下など、通常のブラッシングでは届きにくい部分の清掃に適しています。
  • 矯正用ワックス:ブラケットやワイヤーが粘膜に接触して痛みを引き起こすことがあります。ワックスで保護することで傷みをやわらげます。

この4点セットは、矯正中のお口の健康を維持するために欠かせないアイテムです。
当院ではこれらのアイテムを使って、毎日のケアを行えるようにサポートしています!
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矯正装置が付いているときの歯磨きのコツ

矯正装置を付けている間の歯磨きは、少し工夫が必要です。ここでは、歯磨きのコツを3つ紹介します。

ワイヤーを境目に上下2つのブロックに分ける

ワイヤーを境目に上下のブロックに分けることから始めましょう!2つに分けることで集中して丁寧なケアを行うことができます。
次に山型の歯ブラシを使っていきます。山型の歯ブラシを使用することでブラケットの周囲や歯と歯の間に毛先が届きやすくなります。
歯磨きの際は、鏡でチェックしながら歯ブラシの毛先が歯と装置の間に当たっているかを確認しましょう。歯磨きが難しい部分も見落とさずに磨くことが重要です。
歯ブラシを小刻みに動かすように一本ずつ丁寧に磨いていきます。
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タフトブラシを使用する

歯ブラシで全体を磨き終えた後は、タフトブラシの出番です。
ワイヤーが通っているところは歯ブラシの毛先を当てているようでも、実は当たっていないなんてこともあるんです。
そこで、歯とワイヤーの間や装置の周りをタフトブラシを用いて丁寧に磨いていきましょう。このときも鏡を見ながら磨くことがポイントです。
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歯間ブラシを使用する

最後に歯と歯の間ですが、ワイヤーが通っているためデンタルフロス(糸ようじ)は使えなくなります。
無理にフロスを通すと、装置が外れる原因となってしまいますので気を付けてください。
デンタルフロスの代わりに歯間ブラシを使って、歯と歯の間や装置とワイヤーの間に挟まった食べかすを丁寧に取り除きましょう。
※鶏肉やほうれん草、ネギといった繊維性のお野菜が特に挟まりやすいです。
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セルフケアで気を付けるべき4つのポイント

矯正中のセルフケアは重要ですが、歯磨きのタイミングや方法を見落としてしまうと汚れが残ってしまう可能性があります。
ここでは、セルフケアで気をつけるべき4つのポイントを紹介します。

食べたらすぐに歯を磨く

食後すぐに歯磨きをしましょう。
特にマウスピース矯正の場合は、装着時間が1日20時間以上必要になることが多く、食後にゆっくりと過ごしていると時間が不足してしまう可能性があります。
そのため、矯正中は食べたらすぐに歯磨きする習慣を身につけておくと良いでしょう。
また、糖分を多く含む食事や酸性の強い飲み物を摂取した後は、歯へのダメージが大きくなりがちなため、早めのケアが重要です。

歯磨きをするときは鏡を見ながら

皆さんは歯磨きをする際、鏡をつかっていますか?鏡を見ながら歯磨きをすることで、歯ブラシの角度や磨く強さも適切に調整することが可能です。
また、磨き残しがないかをチェックできます。今まで鏡を使ったことがない方は、自分の歯磨きの方法に気づく良い機会にもなります。
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歯ブラシ以外のアイテムを併用する

デンタルフロスや歯間ブラシなどを歯ブラシと併用することで、歯ブラシだけでは取り除けない細かな食べかすやプラークを効果的に取り除くことができます。
特に歯間やブラケットの周囲は虫歯や歯周病のリスクが高い部位なので、丁寧なケアが必要です。
使い方がわからない場合は、気軽に歯科医師または歯科衛生士に尋ねてみましょう。歯の状態に応じて適切な磨き方を指導してくれます。
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「フッ素配合」の歯磨き粉を使用する

虫歯を予防するためにも「フッ素配合」の歯磨き粉を使用するのがおすすめです!
フッ素は歯の再石灰化を促進する作用と歯質を強化し、酸によるエナメル質の溶解を防ぐ作用があります。
虫歯を予防する効果があるため、フッ素配合の歯磨き粉を使用することをおすすめします。
個人差はありますが、矯正治療は数年といった長い期間この状態が続きます。
虫歯や歯周病、口臭といったトラブルを予防するためにも食べかすやプラークをしっかり落としましょう。
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矯正中は3~6ヶ月を目安に定期検診も受けよう

矯正治療中の方は、3週間から1ヶ月のペースでワイヤーの調整に来院していただいています。
しかし、これとは別に歯のクリーニングも兼ねて一般歯科での定期検診も受けましょう。
矯正中は歯が移動する過程で新たな隙間が生じやすくなり、食べかすやプラークが溜まりやすい状態です。また、自分ではしっかり磨いているつもりでも、磨き残しはどうしても発生しやすくなります。
そのため3~6ヶ月を目安に一般歯科での定期健診を受けるようにしましょう!
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まとめ

矯正治療を受けている間の歯磨きは、装置によってブラケット周囲の清掃が必要になるため、通常よりも難易度が高くなります。
しかし、今回紹介した歯磨きのコツを実践することで、虫歯や歯周病のリスクを減らすことが可能です。
また、定期的にクリーニングを受けて矯正中のお口の健康を守ることが大切になります。
矯正中の歯磨きは難しいと感じるかもしれませんが、ほとんどの方が適切なケアを身につけています。
当院では、矯正中も患者さまのお口の健康維持のためにサポートをしています。
歯磨きの方法や、その他の疑問点について知りたいことがあれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。
ご一読、ありがとうございました!
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