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投稿日:2022/09/14

あなたの舌の位置大丈夫ですか?

こんにちは^^札幌キュア矯正歯科です。
9月初めの札幌は、爽やかなお天気が続き、お散歩日和でしたね。
ところで、みなさんは『舌の位置』を意識したことはあるでしょうか?
じつは、舌の位置と歯並びとは深い関係があります。
今回は、なかなか意識しないけれど、じつはとっても大事な『舌の位置』についてご説明します。

『スポットポジション』とは

札幌 矯正歯科 歯列矯正 舌の位置 スポット 

唾を「ごっくん」と飲み込む時に、舌の先がある場所を確認してみましょう。
舌の適切な位置は、重要な場所である「スポットポジション」が目安となります。
「スポット」の場所は、上の前歯の裏側です。
唾を飲み込む際に舌が上顎に上がり、「スポット」に舌の先が触れている状態が
適切な舌の位置である「スポットポジション」です。
唾を飲み込む時に「スポット」に舌の先があればgoodです!

唾を飲み込む時の舌の動き方

唾を飲み込む時の舌の動き方を順番に確認してみましょう。
①まず舌の先がスポットについている
②奥歯を軽く噛む
③奥歯を噛んだまま上顎に舌を押し当てて唾を飲み込む
この①〜③の動作が問題なく出来ていれば、舌の動きは問題ありません。
もし、難しい場合は異常嚥下をしている可能性があります。
無意識に間違った動作を繰り返してしまうと、不正咬合を引き起こすリスクが高くなります。

あなたの「舌の位置」は大丈夫?

では、もう一度試しに「ごっくん」と唾を飲み込んでみてください。
唾を飲み込んだ時の舌の位置をチェックしてみましょう。
● 舌が上顎に上がっている
● 舌の先が上顎前歯より内側の歯ぐき(スポット)に触れている
● 前歯を舌で押していない
● 舌を上下の歯と歯の間に挟んでいない
唾を飲み込んだ際、あなたの舌の位置はどこにあるでしょうか。

上記の問題をクリアしていれば、舌の位置に問題はありませんが、そうでなければ
舌が歯を押してしまい、歯並びが悪化する可能性があります。

舌圧は歯を動かしてしまうほど強い

人は1日に約1500回飲み込む動作をしているといわれています。
毎回の飲み込みで、舌が前歯に圧力をかけ続けることで、歯が動くほどの強い力が加わります。
唇や頬などの粘膜が外側から、舌が内側から支えていることで筋圧のバランスが保たれ
綺麗なアーチ型の歯並びを維持しています。
舌が歯に過剰に圧力をかけたり、口がぽかんと開いたままになっていると、筋肉の
バランスが崩れ、不正咬合が引き起こされることがあります。
この、内側と外側の筋肉のバランスが不均衡なままだと、矯正治療後の歯並びに
後戻りが起こりやすくなります。

舌の位置が悪いとどんな悪影響があるの?

舌の位置が間違っていると、歯並びが悪くなること以外にも全身の健康や、矯正治
療後の後戻りなど、様々な悪影響を引き起こす原因になります。
1. 滑舌が悪くなる
「サ行」「タ行」「ナ行」「ラ行」などの滑舌が悪くなり、発音が不明瞭で、舌足
らずなしゃべり方になってしまうことがあります。
2. 飲み込み(嚥下)に支障が出る
舌は嚥下機能にも深く関わっています。
食べ物を食べる時には、舌が咀嚼した食べ物を唾液と混ぜてひとまとめにし、食道
に送り込む動作をしています。
舌の筋力が低下すると、うまく食べ物を飲み込めなくなり、むせやすくなったり、
食が細くなったりすることがあります。
3. 顔や顎のたるみ
舌の筋力が低下すると顔の筋肉もバランスが崩れて、顔や顎がたるみ、二重顎にな
ってしまうことがあります。
4. 矯正後の後戻り
矯正治療後も、正しい舌の位置や舌の癖が改善されないと、整った歯に再び舌の圧
力がかかり、元の歯並びに戻ってしまう可能性があります。

舌の位置が変わる原因

舌の位置が悪くなってしまう原因は、前に舌が出やすいお口の中の状況になってい
る場合や、舌の筋力が低下して正しい位置に置き続けると疲れてしまうことなどが原因です。
口周りの筋力が低下している場合は、口がぽかんと開きやすくなり、舌が上顎から
落ちて下顎に落ちる「低位舌」の原因になります。
舌の内側にあるヒダ(舌小帯)が先天的に短い場合も、舌がヒダに引っ張られて動
かしにくいため、舌が疲れやすくなります。
また、指しゃぶりや、唇を噛む癖は歯に隙間ができてしまい、舌癖が起こりやすくなります。
鼻炎がある場合も口呼吸が多くなるため、口がぽかんと開きやすくなり悪循環を招
いてしまうため注意が必要です。下記に記した原因に心当たりがある場合は要注意です。
1. 口がぽかんと開いている
2. 口呼吸している
3. 舌小帯が短い
4. 唇や爪を噛む
5. 指しゃぶり
6. 鼻炎がある

舌圧が原因で起こる不正咬合

舌の位置は、歯並びにも影響を与えます。舌の位置が悪く、歯に過度な舌圧が加わ
ることで、望まない方向に歯が移動しやすくなり、歯並びが乱れる原因になります。
正しい舌の位置が維持されることで、噛み合わせが正常に発達するため、不正咬合
のリスクが低くなります。逆に、舌の位置が不適切であると、噛み合わせが乱れる
リスクが高くなります。
歯に舌圧がかかることが原因で起こる不正咬合には、下記のような症状があげられ
ます。

1. 上下前歯の唇側傾斜・上顎前突(出っ歯)
札幌 歯列矯正

舌が前歯を押すことで前歯が唇の方向に傾き、出っ歯を起こしやすく
なります。
2. 下顎前突(反対咬合・受け口)
札幌 歯列矯正

舌が下顎に落ちて低い位置にあると、下顎や下の前歯を押して受け口
になることがあります。
3. 開咬(オープンバイト)
札幌 矯正歯科
奥歯を噛んだ時に上下の前歯が噛み合わず隙間ができる不正咬合です。
舌を上下の前歯で挟んでしまう癖や、前歯の隙間に突出しやすい傾向
があります。
4. 歯列空隙(すきっ歯)
札幌 矯正
前歯が舌で押されることで、歯と歯の間に隙間ができてすきっ歯に
なってしまうことがあります。

「車の車庫入れ」をイメージしてみよう

札幌 歯列矯正 矯正歯科 舌の位置

舌の位置を改善するコツとして、車の車庫入れをイメージしてみてください。
正しい位置に車庫入れができていないと、周りの車に迷惑をかけたり、車庫を変形
させてしまったりしますよね。
舌が正しい位置で唾を飲みこめていないと、周りの歯に迷惑をかけ、不正咬合の原
因となってしまいます。
車の車庫入れをするイメージで、舌を納めることが大切です。
まずは、前歯に触れないように意識することから始めてみましょう。
意識して練習することだけでも、上達していくことができます。
また、どうしても難しい場合には歯科医院に相談するようにしましょう。
舌や頬の筋肉のバランスや機能を改善するトレーニング(MFT)を受けることができます。
MFTは口腔筋機能療法と呼び、矯正歯科の分野の治療方法です。
舌回しやポッピングなど、自宅でも実践できる簡単なトレーニング方法もあります。
改善することがご自身では難しい場合は、専門医に相談してみることもおすすめです。

最後に

今日からでも唾を「ごっくん」と飲み込む時に、舌の位置がスポットにあるかを意
識してみてください。
「舌の位置を変えることが難しい」「どうしても口呼吸をしてしまう」などお困り
のことがあれば、歯科医院に相談してみることも改善に繋がるきっかけになります。
間違った舌の位置を放っておくと、歯並びが悪くなるリスクが高くなるため
もし、ご自身やお子さんに発見した時には、放置せずに改善を意識するように心がけましょう。
定期的な歯科検診で早期発見できる場合もあります。
虫歯や歯周病の予防もかねて歯並びや舌の位置に異常がないかを
歯科医院でみてもらうようにしましょう。

歯並びでお困りの方や、矯正治療をお考えの方は無料カウンセリングがございます。
ぜひお気軽にご相談ください。

ご一読ありがとうございました。

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