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投稿日:2023/04/17

部分矯正の治療期間はどのくらい?全体矯正より も短い3つの理由

札幌キュア矯正歯科です^^
当院のブログを見つけてくださりありがとうございます!
矯正治療には全ての歯を動かす「全体矯正」と、一部の歯のみ動かす「部分矯正」の
2つの方法があります。
全体矯正の期間は、通常1年半~3年程度かかりますが、部分矯正は3ヶ月~1年程度と比較
的短期間で完了することが多いです。
では、なぜ短期間で済むのでしょうか。本日は、部分矯正とはどのような矯正方法なのか、
治療に必要な期間について解説します。

部分矯正とは?

部分矯正とはその名の通り、一部分の歯並びを改善する方法です。前歯から犬歯までの範囲
を治療していくことがほとんどで、一部のみの治療となります。
ワイヤー矯正の場合は、治療範囲が限られているため、装置の装着も部分的です。
これにより、全体的な歯並びに比べて治療が目立ちにくいというメリットがあります。
ただし、マウスピース矯正の場合は、歯並び全体に装置をつける必要があります。
治療期間は短くて3ヶ月、長くても1年程度で終了することが一般的です。

治療期間が短い3つの理由

ここでは、部分矯正が全体矯正と比べて治療期間が短い理由を3つ紹介します。

①治療する範囲が限定されているから
部分矯正は範囲が限られており、移動する歯の本数が少ないです。
範囲は片顎の場合、前歯から左右の犬歯までが治療対象となります。
上下どちらかで6本、上下で治療する場合でも対象となるのは合計12本の歯です。
移動させる歯の本数が少なくて済み、必要な調整も限定的であるため、期間が短くなります。

②軽度の症例のみを対象にしているから
部分矯正は、主に前歯の軽度な乱れを改善することを目的としています。大きなスペースを
作るための抜歯が不要で、歯の移動も必要ありません。効率的かつ迅速に歯並びを整えるこ
とが可能で、期間の短縮につながります。

③前歯の歯根は1本であるから
歯の根っこの本数は前歯と奥歯で異なります。前歯の歯根は1本のみであるのに対して、奥
歯は2~4本の歯根があります。
矯正治療で歯が動くメカニズムは、矯正装置で歯に力を加えると、歯を支える骨と歯の根っ
この間にある歯根膜に伝わり、押す力と引っ張る力が発生します。この力によって歯を支え
る骨が変形し、歯が移動するのです。歯根の数が少ないと歯を動かしやすくなるため、治療
期間も短くなります。

部分矯正のメリット

部分矯正には以下のようなメリットもあります。

①コストを抑えられる
部分矯正では、通常上下合わせて最大12本の歯に矯正装置を装着します。装置の使用量が
少ないため、コストを抑えることが可能です。
皆さまにとっても、これは納得のいく点でしょう。ただ、白いブラケットや裏側矯正など、
使用する装置の種類によってもコストは大きく異なる点には注意が必要です。

②痛みや違和感が少ない
矯正装置を装着すると、初期には違和感や痛みを伴うのが一般的です。喋りにくさや食べ物
の噛みにくさ、歯が移動する際の痛みなど、さまざまな不快感が生じることがあります。矯
正治療はこれらの違和感や痛みのピークを乗り越える必要があります。
しかし、部分矯正では、範囲が限定されているため、装置を付ける量も少なくなります。
これにより、痛みや違和感は全体矯正に比べて少なくなる傾向があります。
ただし、痛みや違和感が全くないわけではありませんので、慣れるまで少しの辛抱が必要で
す。

部分矯正2つのデメリット

部分矯正はメリットだけではありません。
以下のデメリットがあるということも理解しておきましょう。

①仕上がりが不十分になりやすい
部分矯正は主に前歯の見た目の改善を目的としています。
奥歯の噛み合わせが正しく、歯列の乱れが前歯のみ限定されている場合は、十分な仕上がり
が期待できます。しかし、全体矯正が必要なのに無理に部分矯正を行ってしまうと仕上がり
が不十分になり、「後戻り」のリスクも上がってしまいます。
せっかく時間と費用をかけて治療したのにも関わらず仕上がりに納得できずに全体矯正でや
り直すことになってしまっては、意味がありません。
治療を始める前にご自身の今の状態と最適な治療方法について正しく理解することがとても
大切です。

②噛み合わせの治療ができない
矯正治療はそもそも「噛み合わせを合わせるためのもの」です。
噛み合わせを整えることで歯並びが良くなり、きれいな歯並びを維持することができます。
しかし、全体的な噛み合わせの調整が困難であり、噛み合わせの改善を目指す場合には限界
があります。

部分矯正が適応になる4つの症例

部分矯正は主に奥歯の噛み合わせに異常のない前歯のみが対象になります。ただ、適応する
かどうかは精密検査が必要です。ここでは、適応症例を4つ紹介します。

比較的ガタガタの少ない歯並び

札幌 歯列矯正

「叢生(そうせい)」や「乱杭歯(らんぐいば)」とも呼ばれている歯並びです。歯が重なり合
っていたり、歯列からずれて生えていたりして、歯が凸凹している状態です。
歯並びがガタガタになる原因は、歯の大きさとあごの大きさのバランスが崩れていることで
す。たとえば、あごのサイズが小さく、歯が大きい場合は、歯を並べるスペースが不足する
ため、歯並びがガタガタになります。
抜歯を必要としない症例は部分矯正で改善が期待できます。

すきっ歯

札幌 歯列矯正

「空隙歯列(くうげきしれつ)」と呼ばれており、歯と歯の間に隙間ができる状態です。
生まれつき歯が小さい場合や、舌で前歯を押すといった習慣によって
引き起こされることがあります。
隙間が前歯だけに限定している場合は、部分矯正で改善ができる場合があります。

出っ歯

「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」とも呼ばれており、前歯が前に飛び出して生えている状
態です。
出っ歯にはおもに2つのタイプがあります。1つは骨格によるものです。上あごの骨が大き
かったり、下あごの骨が小さかったりすると前歯が飛び出して見えることがあります。この
場合は、全体矯正あるいは外科矯正が適応になります。
2つめは、前歯の生え方によるものです。指しゃぶり、爪噛み、舌で前歯を押すといった行
為は、前歯を押し出してしまい、出っ歯の原因となります。奥歯の噛み合わせに問題がない
症例は、部分矯正で改善が期待できます。

矯正後の後戻り

矯正治療で歯並びを整えた後は、「保定装置(リテーナー)」と呼ばれる装置を
使って固定します。しかし、保定装置の装着を怠ったり、長い時間が経過した後では、
歯が元の位置に戻ろうとする動きが見られることがあります。これを「後戻り」と言い
比較的軽度の場合は、部分矯正を用いて再度調整可能です。

最後に

部分矯正は前歯のみであるため、短期間で治療したい方にとってはもってこいの治療方法に
なりますね。
ただし、歯を移動させる範囲が狭い、動かせる本数が限られるとなると、必然的に「その範
囲のみの治療で歯列矯正が完了できる」という方にしか適用できないということになります
ので、注意が必要です。噛み合わせは治すことができないので、ご自身の状態とそれに対する
治療方法の特徴やメリット・デメリットをしっかり理解することが大切です。
当院では、無料カウンセリングを実施しています。「前歯だけ治せるかな?」このような質
問も大歓迎です。どうぞお気軽にご相談ください。
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ご一読いただき、ありがとうございました。

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