投稿日:2023/04/14
MFTトレーニング(口腔筋機能療法)って?
札幌キュア矯正歯科です🍊
当院のブログを見つけてくださりありがとうございます!
本日は歯並びに関係しているお口の周りの筋肉とその鍛え方についてお話していきます!
目次
MFTトレーニング(口腔機能療法)とは
MFTトレーニング(口腔筋機能療法)とは、歯列を取り巻く口腔周囲筋の機能を改善する訓練法です。
つまり、歯ならびに関係している唇、舌、頬などの口腔筋を正常な位置に整えることです。
次に口腔周囲筋を鍛えるとどんなメリットがあるのかご説明します📝
口腔周囲筋を鍛えるとどんな良いことがある?
お口の外側には唇や頬、内側には舌があります。
いつも口が開いていたり、口から舌がはみだしていたりすると、筋肉の圧力により歯が望ましくない方向へ移動し、歯並びが悪くなってしまいます😖
また、乱れた歯並びを矯正治療で整えても、筋肉からの圧力が変わらずそのままの状態だと後戻り(歯の位置が元に戻ってしまうこと)する原因にも繋がります。
MFTは、これらを防ぐために必要な矯正治療のひとつなのです!💡
MFTの訓練法
そこで、口腔周囲筋を鍛える訓練法にはどんなものがあるのかご紹介していきます🙋
➀個々の筋肉の訓練
舌、唇、咀嚼筋などそれぞれの筋肉の機能改善をはかります。
ただ筋肉の力を強めるだけでなく、緊張して強ばった筋肉をリラックスさせ、バランスの取れた状態を目指します🥰
②咀嚼・嚥下・発音・呼吸の訓練
咀嚼・嚥下・発音・呼吸の動作をする際、口腔周囲筋がかける筋圧を適切にし、正しく動作できるようにすることです。それと同時に歯並びの悪化を防ぎます😺
③唇と舌の正しい姿勢位の訓練
リラックスしたときに「唇と舌がいつも正しい位置にある」ことを目指し、
正しい位置とは筋肉が歯並びに影響を与えない位置のことを指します。
※「姿勢位」とは、安静時における唇や舌の位置のことを指します。
上述した3つの要素のうち、特に「③唇と舌の正しい姿勢位の訓練」は、歯並びに大きな影響を与えるとされています!😨
唇と舌の正しい位置
みなさんは普段、お口をポカーンと開けていたり、口呼吸になっていませんか?舌はどの位置に置いていますか?
上の歯に当たっていたり、下の歯に当たっていませんか?また、下に落ちたりしていませんか?
このような悪習慣が続くと、歯並びが悪くなるだけでなく、以下のようなトラブルにつながります💦
・発音・滑舌が悪くなる
・食事中にクチャクチャと音が出る
・いびきをかきやすくなる
・口臭がきつくなる
・歯周病リスクが高まる
正しい姿勢位のポイント
唇と舌が正しい位置にあると以下のような状態になります。
・鼻呼吸になる
・舌は安静時に口蓋(上顎)にリラックスした状態でついている
・上下の歯は安静時はわずかに離れており、嚥下(飲み込む)ときにだけに接触する
咀嚼・嚥下・発音のいずれかに問題があると、唇と舌の姿勢位が正しくない場合が多いと言われています😢
姿勢位を正すトレーニング法
下唇の裏に水を含ませたコットンロールを入れ、舌先を上顎に付けたまま30分間唇を閉じます。
また、自宅で簡単にできるトレーニングとしてうがいが有効です!
唇をしっかり閉じて周りに音が聞こえるくらい強くブクブクうがいをすることで唇や舌の筋力強化につながるのです✨
最後に
コロナ禍の今、手洗い・うがいは日常に定着している習慣の一つだと思います。
ぜひ、帰宅したときや歯磨きのときなどに取り入れてみてください❕
また、普段から正しい姿勢位を保つことをお口の習慣として意識することもとても大事です!
ぜひ今日から実践してみてくださいね😉
ご一読ありがとうございました🌼