投稿日:2023.6.30
口の中が乾燥する原因と症状別の治し方
札幌キュア矯正歯科です😊
当院のブログを見つけてくださりありがとうございます!
本日は「口の中が乾燥する原因と症状別の治し方」についてご紹介していきます✨
目次
口腔乾燥症とは
口腔乾燥症(ドライマウス)とは、様々な原因で唾液の分泌が低下し口が乾いた状態のことです。
唾液は口腔内の湿度を保ち、細菌の繁殖を防ぎ、抗菌作用により歯周病や虫歯を防いだり
食べ物の消化を助けたり等、口腔内のみならず身体の正常な機能を発揮するためには欠かせないものです🧐
そんな唾液が減少すると、どんな症状が表れてくるのでしょうか?👀
主な症状
症状としては軽度や重度まで様々です。
🟠口の中が乾く
🟠ネバネバする
🟠味が分かりにくい(味覚障害)
🟠口臭がきつくなる
🟠歯垢が付きやすく歯周病や虫歯が増える
🟠食べ物が飲み込みにくい
🟠口の中がヒリヒリしたり赤くなる
🟠舌の表面がヒビ割れる
症状が軽度であれば、生活への影響は少ないですが、重度になると痛みで会話ができない、食事が上手く取れず栄養が不足する
不眠など全身の健康に関わってくる場合があります😱
原因
原因は大きく5つに分けられます。
生活習慣
🟠口呼吸
鼻炎などの鼻の病気や癖で口呼吸をしている方は、唾液が蒸発しやすく口の中の乾燥を感じます。
🟠飲酒・喫煙
日常的に飲酒や喫煙を行う方も口の中の乾燥を感じやすいです。
飲酒🍺をすると利尿作用により脱水を起こします。
喫煙🚬はニコチンにより血の巡りが悪くなり唾液の分泌を低下させます。
ストレス
大きなストレスや緊張により交感神経が刺激されると粘液性の高い唾液が分泌し口の中がネバネバします。
加齢
年を重ねると唾液分泌の機能が落ちたり、口や顎の筋力の低下で咀嚼回数が減少することで唾液の分泌が減少します。
水分摂取量が減ることも口腔乾燥に拍車をかけてしまいます💦
薬の副作用
利尿剤、抗ヒスタミン薬、抗てんかん薬、精神安定剤、降圧剤等の薬を服用している方で副作用として口の中が乾燥する場合があります。
700種類以上の薬が口腔乾燥を引き起こす可能鵜性があると報告されています😲
病気
糖尿病や甲状腺機能障害、シェーグレン症候群、尿崩症等あげられます。
特にシェーグレン症候群は、主症状として口腔乾燥を引き起こすと、よく耳にしますよね👂
治療方法
生活習慣を見直す
禁煙や飲酒の頻度や量を見直す、口呼吸の原因を探し鼻呼吸を意識してみましょう。
鼻炎等で鼻が詰まっている場合は、耳鼻咽喉科に相談しましょう👩⚕️
普段食事の際にあまり咀嚼せず飲み込んでしまっている場合は、よく噛むことを意識すると良いです。
よく噛むことで唾液腺が刺激され唾液量が増加します👍
唾液腺マッサージ
唾液腺マッサージとは、唾液腺を刺激することで唾液の分泌を促すことです。
🟠耳下腺
耳の付け根あたりに指をあてて後ろから前へ円を描くように回す。
🟠顎下腺
下顎の骨の内側を奥から手前に親指で押す。
🟠舌下腺
下顎の下の中央の柔らかい部分を下から押し上げるように親指で押す。
口腔内の保湿
口腔内専用の保湿ジェルやスプレー、マウスウォッシュ等を使用し定期的に保湿をしましょう。
また、水分を定期的に意識して取りましょう🍵
健康な成人で体重1kgにつき約35mlを目安に取りましょう。
薬
唾液を分泌を促すような薬や漢方を処方してもらい服用することもできます。
その他
原因となっている病気の治療をすることで症状が軽快する場合があります。
治療を優先しましょう。
また、薬の副作用の場合は薬の変更や減量、中止をかかりつけ医に相談してみるのもいいかもしれません😀
最後に
いかがでしたでしょうか?🦷
口腔乾燥症は誰にでも訪れるような身近な疾患です。
普段の生活習慣を見直したり、マッサージで改善することもあります。
それでも改善がみられない場合は、病院へ相談しましょう👩⚕️👨⚕️