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ブログ

投稿日:2022.4.27

受け口でお困りの方へ

みなさまこんにちは。 札幌キュア矯正歯科です。

「しゃくれて見える」「前歯で噛み切りにくい」など受け口は見た目だけでなく、
噛み合わせにも問題がある不正咬合の一つです。

日本人全体の約3〜4%は受け口だと言われていますが、
受け口が含まれている歯列のトラブルは日本人の半数以上とも言われています。
受け口を放置しておくと、全身の健康にも不調を及ぼすことがあります。

今回は受け口でお困りの方へ、受け口の原因や症状別の治療方法や、当院での外科矯正の流れについても詳しくご説明します。

受け口とは(反対咬合・下顎前突)

受け口は「下顎前突」や「反対咬合」と呼ばれる不正咬合の一つです。

札幌 歯列矯正

上下の歯を噛んだ時に、下顎が上顎より前に出ている状態や、
下の前歯が前に傾斜して上下の噛み合わせが反対になっている状態です。

見た目のコンプレックスを抱く方が多く、奥歯の噛み合わせに負担がかかりやすい歯並びです。
噛み合わせが悪いことから、歯を支える歯周組織へ負担がかかり、歯ぐきの退縮や顎関節症、
歯が欠けてしまうなどの咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)が起こることもあります。
成長と共に上下の顎のズレが悪化しやすく、治療が困難になるケースが多いです。

 

受け口の方のお悩みや症状

受け口は、下記のように様々なことでお困りの方が多くいらっしゃいます。

①見た目にコンプレックスがある

下顎や下の前歯が前に出ていることから、下顎がしゃくれたように見えるため、
口元の見た目にコンプレックスを持ちやすく、悩まれている方が多くいらっしゃいます。

②前歯で食べ物を嚙み切りにくい

噛み合わせがズレているため、前歯で噛み切ることが難しくなります。
咀嚼機能も低下するため、消化不良など胃腸に負担をかけてしまいます。

③滑舌が悪い

「サ行」・「タ行」の発音がしづらく、日常生活の中で会話がしづらいことがあります。

④奥歯に負担がかかる

前歯の噛み合わせがズレていることから、奥歯に負担がかかりやすくなります。
そのため、奥歯が咬耗ですり減ったり、欠けたりすることがあります。
また、歯が破折してしまい、歯の寿命が短くなってしまうこともあります。

⑤顎関節に痛みがある(顎関節症が起こる)

札幌 歯列矯正

奥歯に負担がかかるため、顎関節に負担がかかりやすく、
顎の痛みや、口が開かなくなるなどの顎関節症の症状が起こりやすくなります。

⑥口を閉じた時に「への字」口になり表情が険しく見える

受け口は、噛み合わせのズレから口が閉じにくい傾向があります。
下顎や下の前歯が前に出ている影響で口を閉じると「への字」口になり、口角が下がってしまいます。
また、下顎に「梅干しジワ」ができることもあり、不機嫌な印象に見えてしまうことがあります。

どうして受け口になるの?

受け口になる原因は遺伝で起こる先天的なものと習慣的な癖が起こす後天的なものがあります。

①親からの遺伝

骨格性の受け口は、両親のどちらかが受け口である場合が多く、子供に遺伝して受け口を引き継ぐ確率が高くなります。

②前歯の生え変わりの位置によるもの

歯の生え変わりの位置が正常な位置よりズレて生えてくることで、受け口になることがあります。
上の前歯が内側に生えたり、下の前歯が外側に生えてくるなどのケースが受け口の原因になります。

③悪習癖(口腔習癖)

指しゃぶり

指しゃぶりや、舌で下の前歯を内側から押す癖、お口がぽかんとあきやすく、
口呼吸をしている、下の顎を前に突き出す癖などの習慣は、受け口を引き起こす原因になります。

受け口の種類と治療方法

受け口の治療方法は原因や状況に応じて治療方針が変わります。

①歯性的問題の受け口(歯槽性反対咬合)

下顎前歯の唇側への傾斜や、上顎前歯の舌側傾斜などの歯の傾きが原因で
反対咬合になっているケースのことです。歯列矯正で改善させることができます。

②機能的問題の受け口(機能性反対咬合)

正しい下顎の位置で噛むと前歯が当たるため、下顎を前に出さないと奥歯が噛み合いません。
早期に矯正治療をすることで比較的簡単に改善することができますが、
顎の成長が進むと骨格正の反対咬合に移行してしまうため、治療が困難になることがあります。

③骨格的問題の受け口(骨格性反対咬合)

上顎の劣成長(上顎が小さい)や、下顎の過成長(下顎が大きい)などの
骨格的問題によって、下の前歯が前に出て前歯が噛み合わない反対咬合です。
矯正治療単独では改善が見込めず、顎骨のズレが重度である場合は、成人になってから外科手術を行う場合があります。

年齢別の受け口の治療方法

2才…2才までの受け口の約半数は自然に治ると言われています。
3才…3才の年齢で受け口がある場合は、自然に治る可能性が低くなります。
早い段階で小児矯正歯科にて歯列矯正を開始することが望ましいです。

6才以降…骨格性の受け口は下顎の成長を抑制する「チンキャップ」というかぶるタイプの装置で上下の顎の位置をコントロールします。
チンキャップは顎の成長が盛んな9才〜15才が有効とされています。

18才以上…永久歯が生え揃い、顎骨の成長が終了します。
一般的に抜歯矯正や外科矯正(サージェリーファースト)が必要と診断されることが多くなります。

外科矯正(サージェリーファースト)とは

顎変形症に対する外科的矯正の治療で、はじめに骨格的なズレを外科手術で改善した後に、噛み合わせの歯列矯正を行う治療方法です。
従来は歯列矯正を先に行いますが、サージェリーファーストは先に外科手術で見た目を改善するため、
顔立ちの変化をすぐに実感することができ、治療期間も短縮できます。
具体的には、顎の骨を切る、削る、移動するなどの外科手術を行います。

外科矯正 受け口 外科

代表的な術式として、上顎骨切り術(lefort Ⅰ型)と、
下顎枝矢状分割術(sagital splited ramous operation)があります。

他にも前歯部歯槽骨を切る骨切り術などがあり、患者さんの症状に合った術式を選び、骨格を整えます。
外科手術ということで傷跡は多少残りますが全てお口の中となります。
顔などの皮膚の表面には傷が付く事は一切ございません。
傷跡となる箇所は、口を開けただけでは見えないようにすることを心がけ、患者さまの精神的負担にも配慮いたします。

札幌キュア矯正歯科の外科矯正の流れ

当院で行う外科矯正の流れを簡単にご紹介いたします☆

①精密検査・治療計画

治療が決定した後、当院でレントゲン撮影や口腔内写真など必要な精密検査を行い、
歯科医師が細かく分析して、患者様の治療計画をたてて、治療の流れをご説明します。

②外科手術

治療内容が決定した後、外科手術に移行します。
当院は、日本口腔外科学会認定「口腔外科専門医」が在籍する提携医療機関にて外科手術を行います。

③矯正治療を開始

外科手術の後、歯列矯正を開始する時期は患者さまと相談して決定し、術後の痛みが引いた後に歯列矯正を開始します。
矯正中は定期的に通院していただいて装置の調整を行います。

最後に

受け口は、噛み合わせのズレが大きいほど治療が困難になるため、できるだけ早めの治療が望ましいです。
見た目の問題だけではなく、顎関節症や奥歯の破損にも繋がることがあるため注意が必要です。
また、受け口の原因が、習慣的な癖から起こっている場合、治療後の後戻りにも影響があるため、早めに癖を改善させることも重要です。

年齢別の治療に関しては、できるだけ早い方が比較的簡単な治療で対応できる場合が多いため、
定期的な歯科検診やフッ素塗布で歯並びをチェックすることもおすすめです。

札幌キュア矯正歯科では、受け口の状態や年齢によって患者様の症状に応じて治療方法をご案内いたします。
難しい症状の患者さまにも、ご希望に沿って治療を受けていただけるようにと考えております。
他のクリニックで矯正治療ができないと診断された方も、一度当院にご相談下さい。

ご一読いただき、ありがとうございました☆