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投稿日:2023.7.7

前歯がV字になる理由

「前歯がV字で恥ずかしい」とお悩みではありませんか?
前歯がV字になる原因はいくつか存在し、放置すると見た目だけでなく健康にも悪い影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
こちらのページでは、前歯がV字になる原因や理由、放置するリスク、適切な治療法について注意点も含めて分かりやすくまとめました。
「悪化するのを避けたい」「V字になるのを防ぎたい」という方はぜひご参考ください。

前歯がV字になる4つの理由

札幌 矯正歯科

前歯がV字になる主な理由として以下の4つが挙げられます。

顎骨と歯のバランスが合っていない

顎骨に対して歯が大きい場合、歯の重なりや位置異常がおこりやすい傾向にあります。
並びきらないことで前歯が捻転または傾斜し、歯列がV字になるケースも少なくありません。
基本的に崩れた歯並びが自然に治ることはなく、自力で治すことも難しいため、改善には矯正治療が必要です。

口周りの癖がある

札幌 歯列矯正

 

口周りの癖は歯並びの崩れにつながりやすく、幼少期から注意すべき問題です。
とくに舌で前歯部を押す癖があると、前歯のV字や上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口)になるリスクが高いため、早めの改善をおすすめしています。

頬の筋肉が強すぎる

歯列の形は、口周りの筋肉の強さや動かし方によっても変化します。
頬の筋肉が強すぎると奥歯が内側に移動して歯列全体が小さくなり、その結果前歯の捻転や傾斜がおこりV字につながることがあります。
舌が小さい場合も同じようなことがおこる可能性があるため、注意しなくてはいけません。

唇の筋肉が弱すぎる

唇の筋肉が弱いと前歯を内側に押す力がないため、前歯の捻転や傾斜につながります。
幼少期に口をポカンと開けてしまう癖がついていたり、成人でも口呼吸が続いていたりする場合はリスクが高めです。
唇の筋肉をつけることでしっかりと口を閉じることができ、前歯の捻転や傾斜のリスクを抑えられます。

前歯のV字を放置する4つのリスク

前歯のV字は審美性だけでなく、お口さらには全身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
できるだけ早めの治療を心がけましょう。

虫歯や歯周病になりやすい

札幌 歯列矯正

 

前歯が捻転していると溝になっている部分に歯ブラシの毛先があたりにくいため、虫歯や歯周病の発症率が上がります。
さらに歯が重なっている場合はリスクが高まるので注意が必要です。

唇が自然に閉じられない

 

前歯が前方に出すぎていて唇が自然に閉じられないケースも存在します。
お口のなかは唾液の「殺菌作用」「再石灰化作用」によって虫歯のリスクがある程度抑えられていますが、
唇が自然に閉じられない状態はお口のなかが乾燥するため、唾液の効果を十分に得ることができません。
口臭も強くなりやすいので、対人関係にも支障をきたす可能性があります。

噛み合わせが悪くなる

 

札幌 矯正

前歯がV字になっていることで噛む機能が発揮されていない場合、ほかの歯にかかる負担が大きくなって噛み合わせが崩れることがあります。
その結果、さらに前歯の並びが悪くなるケースも珍しくありません。

笑ったときの印象が悪くなる

 

前歯は笑ったときに人目につきやすい部位であり、捻転や傾斜があると周囲の歯よりもさらに目立ちます。
記念撮影をする予定がある場合は、事前に歯並びを改善しておくほうが良い思い出として残りやすいでしょう。

前歯のV字を治す最適な治療法は?

前歯のV字は、程度やそのほかの問題の有無によって適切な治療法が異なります。
各治療法の特徴や前歯のV字との適性について以下でくわしくみていきましょう。

ワイヤー矯正

 

札幌 歯列矯正

歯の表面にブラケットとよばれる装置をつけて、そこにワイヤーを通して行う方法です。
1本1本の歯に装置がつくため難しい症例にも対応でき、着脱の手間がかかりません。
前歯がV字になっているケースで歯の捻転がみられる場合は、ワイヤー矯正で対応したほうが治療がスムーズにすすみます。
また、顎骨と歯のサイズが合っていないことが原因の場合は高確率で抜歯が必要になりますが、基本的にマウスピース型矯正は対象外です。

マウスピース型矯正

札幌 歯列矯正

審美性が高く着脱可能なマウスピース型矯正は人気がありますが、ワイヤー矯正にくらべると動かし方に制限があるため対象症例が少なめです。
歯の捻転や位置異常、噛み合わせに問題がある、抜歯が必要といったケースでは対象外となりやすく、
対応できたとしても追加装置や一時的なワイヤー矯正の併用が必要になる可能性が高いため注意しなくてはいけません。
軽度の症例であればマウスピース型矯正でもスムーズにすすめられます。

前歯のV字は部分矯正で治せる?

部分矯正は主に前歯部のみを対象とした治療法であり、臼歯の歯並びが崩れていたり噛み合わせに問題がみられたりする場合は対象外となります。
前歯のV字は、前歯にのみ問題があるようにみえるケースが少なくありません。
歯列全体を動かす必要がある場合は全体矯正でしか対応できないため、その点をはっきりさせたい方はぜひお口全体を把握するための精密検査をご検討ください。

前歯のV字を治す場合の一般的な流れ

 

前歯のV字を治す場合の一般的な流れは以下のとおりです。

カウンセリング・基本検査

札幌 歯列矯正

カウンセリングでは、前歯のV字がおこる原因や考えられる治療法などをご説明します。
患者様の治療に対する不安や疑問にもお答えし、治療内容や期間、費用に関するご質問には大まかな情報をお伝えすることが可能です。
虫歯や歯周病の問題があると矯正治療は開始できないため、基本検査をして問題が発見された場合はそれらの治療を優先して行います。

精密検査

札幌 矯正歯科

適切な治療法や治療期間、費用を決定するには、歯や顎骨の状態を正しく把握する必要があり、そのためには精密検査が欠かせません。
内容としてはお口とお顔の写真撮影、型取り、レントゲン検査などを行います。

検査結果・治療計画の説明

札幌 歯列矯正

検査結果と治療計画の内容を分かりやすくご説明します。
精密検査を受けたからといって、かならず治療にすすむ必要はありませんのでご安心ください。
内容に同意していただけたら次回から治療を開始します。

治療開始

 

ワイヤー矯正の場合は、装置を歯の表面につけたその日から治療が始まります。
マウスピース型矯正の場合は、製作会社から装置が届くまで1か月の待機期間が必要です。
届くまでの間に虫歯や歯周病が発症しないよう注意しましょう。

治療中は歯の動きの確認・調節のために定期的にご来院いただきます。
基本的にワイヤー矯正の場合は1か月に1回、マウスピース型矯正の場合は1~2か月に1回の通院が必要です。

保定装置の開始

札幌 保定期間

歯が移動した先で安定するには一定期間その状態をキープする必要があるため、
メインの治療を終えたら歯が動かないよう固定するための保定装置(リテーナー)を使用していただきます。
保定装置の使用期間はメインの治療と同じくらいが目安です。

定期検診

メンテナンス 札幌 歯列矯正

保定期間が過ぎたら矯正治療は終了です。
虫歯や歯周病の発症、後戻りを防ぐために定期検診をおすすめします。

前歯のV字に悩んでいる方は当院までご相談を

前歯のV字は、歯と顎骨のバランスが合っていないことや、口周りの癖、筋肉の強さが原因となっているケースがほとんどです。
一度崩れた歯列は自然に治すことはできないため、改善したい方はぜひ矯正治療をご検討ください。
当院では、お口の状態だけでなく生活スタイルや癖についてもお伺いして原因を明確にし、後戻りのリスクを最小限に抑える工夫をしています。
前歯のV字の予防法についても分かりやすくご説明しておりますので、お困りの方や将来の歯並びが不安な方はお気軽にご相談ください。
適切な治療法で前歯のV字を改善し、審美性の強化や全身の健康に役立てましょう。

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