投稿日:2025.6.10
歯並びが悪いと虫歯になりやすい?
歯並びが悪いと見た目だけでなく、実は虫歯のリスクも高まります。歯が重なっていると磨き残しが多くなり、唾液の流れが妨げられることで、虫歯菌が繁殖しやすい環境になるのです。
この記事では、歯並びが悪いと虫歯になりやすくなる理由を解説します。また、虫歯になりやすい歯並びのタイプや、その対策としての矯正方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事では、歯並びが悪いと虫歯になりやすくなる理由を解説します。また、虫歯になりやすい歯並びのタイプや、その対策としての矯正方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
歯並びが悪いと虫歯になりやすいのはなぜ?
歯並びが悪いと虫歯になりやすくなるのには、いくつかの理由があります。
見た目だけではなく、お口の中の環境そのものに影響を与えるためです。
まずは具体的に、どのような理由で虫歯リスクが高まるのかを3つの視点から見ていきましょう。
見た目だけではなく、お口の中の環境そのものに影響を与えるためです。
まずは具体的に、どのような理由で虫歯リスクが高まるのかを3つの視点から見ていきましょう。
歯磨きがしづらくなるから
歯並びが悪いと虫歯になりやすい理由の一つ目は、歯磨きがしづらくなることがあげられます。
歯がデコボコに並んでいると、歯ブラシの毛先が届きにくい部分が増えてしまいます。特に歯と歯が重なっている場所は、しっかり磨くのが困難です。
その結果どうしても磨き残しが出やすくなり、虫歯の原因になってしまうのです。
歯がデコボコに並んでいると、歯ブラシの毛先が届きにくい部分が増えてしまいます。特に歯と歯が重なっている場所は、しっかり磨くのが困難です。
その結果どうしても磨き残しが出やすくなり、虫歯の原因になってしまうのです。
歯と歯のあいだに汚れが残りやすくなるから
歯並びが悪いと、歯と歯のあいだに汚れがたまりやすくなり、虫歯のリスクが高まりがちです。
そのため、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、細かい部分までていねいに清掃することが大切です。
特に歯が重なっている部分には汚れがたまりやすく、フロスなどを使っても届きにくいことがあります。
そうした場合は、手前と奥の歯の側面にフロスをしっかり沿わせて、両側から汚れを取り除く意識が大切です。
歯間部のすき間が大きい場合は歯間ブラシを使用することで、よりきれいに歯間部の汚れが落ちやすくなります。
そのため、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、細かい部分までていねいに清掃することが大切です。
特に歯が重なっている部分には汚れがたまりやすく、フロスなどを使っても届きにくいことがあります。
そうした場合は、手前と奥の歯の側面にフロスをしっかり沿わせて、両側から汚れを取り除く意識が大切です。
歯間部のすき間が大きい場合は歯間ブラシを使用することで、よりきれいに歯間部の汚れが落ちやすくなります。
唾液が行き渡りにくくなるから
歯並びや噛み合わせが悪いと、唾液が行き渡りにくくなる傾向にあります。
歯並びの乱れによって噛み合わせに支障が出ると、口呼吸になりやすくなるのです。
口で呼吸をしていると乾燥した空気が直接口の中に入り、お口の中が乾いてしまいます。
そうなると唾液の分泌が減り、唾液が本来持っている自浄作用(細菌や汚れを洗い流す働き)が十分に機能しなくなります。
このように、口内の乾燥は虫歯のリスクを高める大きな要因になるのです。
特に虫歯になりやすい歯並びとは?
歯並びの悪さと言っても歯並びにはいくつかの種類があり、それぞれに虫歯になりやすい特有のリスクがあります。
ここからは、特に虫歯の原因になりやすい代表的な歯並びのタイプと、それぞれの特徴について見ていきましょう。
ここからは、特に虫歯の原因になりやすい代表的な歯並びのタイプと、それぞれの特徴について見ていきましょう。
ガタガタの歯並び(叢生)
ガタガタの歯並びは、虫歯になりやすい傾向にあります。
叢生(そうせい)とも呼ばれ、顎の大きさに対して歯が収まりきらないことで生じる歯並びです。
歯と歯のすき間に汚れがたまりやすくなり、食べかすや歯垢(プラーク)が残りやすくなるため、虫歯のリスクが高まってしまいます。
叢生(そうせい)とも呼ばれ、顎の大きさに対して歯が収まりきらないことで生じる歯並びです。
歯と歯のすき間に汚れがたまりやすくなり、食べかすや歯垢(プラーク)が残りやすくなるため、虫歯のリスクが高まってしまいます。
上顎前突
上顎前突は一般的に「出っ歯」とも呼ばれており、上の前歯が通常より前に突き出している歯並びを指します。
見た目の問題だけでなく、口が閉じにくくなることで口呼吸をしやすくなり、口の中が乾燥しやすくなります。
乾燥が進むと、唾液のもつ洗浄や抗菌の働きが低下し、虫歯ができやすい環境になってしまうのです。
見た目の問題だけでなく、口が閉じにくくなることで口呼吸をしやすくなり、口の中が乾燥しやすくなります。
乾燥が進むと、唾液のもつ洗浄や抗菌の働きが低下し、虫歯ができやすい環境になってしまうのです。
下顎前突
下顎前突とは、上下の歯を噛み合わせたときに、下の前歯が上の前歯より前に出ている状態を指します。
「受け口」や「しゃくれ」とも呼ばれ、見た目だけでなく発音のしにくさや、前歯で食べ物をしっかり噛み切れないといった機能面にも影響を及ぼします。
下顎前突は特定の歯に負担がかかりやすく、使われない歯のまわりは唾液が行き渡りにくく汚れが残りやすくなるため、注意が必要です。
その結果、虫歯ができやすくなるほか、口呼吸につながることもあります。
「受け口」や「しゃくれ」とも呼ばれ、見た目だけでなく発音のしにくさや、前歯で食べ物をしっかり噛み切れないといった機能面にも影響を及ぼします。
下顎前突は特定の歯に負担がかかりやすく、使われない歯のまわりは唾液が行き渡りにくく汚れが残りやすくなるため、注意が必要です。
その結果、虫歯ができやすくなるほか、口呼吸につながることもあります。
開咬
開咬とは、奥歯は噛み合っていても、上下の前歯の間にすき間ができてしまう噛み合わせの状態です。
前歯でしっかり噛むことができないため、口を自然に閉じにくくなり、気づかないうちに口呼吸が習慣化しやすくなります。
前歯でしっかり噛むことができないため、口を自然に閉じにくくなり、気づかないうちに口呼吸が習慣化しやすくなります。
口呼吸によって口の中が乾燥すると、唾液のもつ汚れを洗い流す働きが弱まり、虫歯の原因となる細菌が増殖しやすくなります。そのため、開咬の人も虫歯のリスクが高まる傾向にあるのです。
歯並びが悪い人の根本的な虫歯予防対策とは
歯並びの悪さが原因で虫歯になりやすい場合、歯列矯正によって歯並びそのものを整えることが有効です。
ここからは、代表的な3つの矯正方法について、それぞれの特徴やメリットを紹介していきます。
ここからは、代表的な3つの矯正方法について、それぞれの特徴やメリットを紹介していきます。
表側矯正
表側矯正は、歯の表面に小さなブラケットを装着し、それらをワイヤーでつないで徐々に歯を動かしていく方法です。
乱ぐい歯や歯並びのズレが大きいケースなど、複雑な状態にも対応できるのが大きなメリットです。
一方で、装置のまわりに汚れや食べかすが付着しやすいため、虫歯のリスクが高まりやすいという側面もあります。
そのため、矯正期間中は普段以上にていねいな歯磨きが求められるでしょう。
乱ぐい歯や歯並びのズレが大きいケースなど、複雑な状態にも対応できるのが大きなメリットです。
一方で、装置のまわりに汚れや食べかすが付着しやすいため、虫歯のリスクが高まりやすいという側面もあります。
そのため、矯正期間中は普段以上にていねいな歯磨きが求められるでしょう。
また、金属を使用しているため見た目が目立ちやすいというデメリットがありますが、近年では透明や白色の素材を使うクリニックも増えています。
目立ちにくい装置の取り扱いはクリニックによって異なるため、事前に問い合わせておくと安心です。
当院のホームページには表側矯正の特徴など詳しく記載がありますのでぜひご覧ください。
目立ちにくい装置の取り扱いはクリニックによって異なるため、事前に問い合わせておくと安心です。
当院のホームページには表側矯正の特徴など詳しく記載がありますのでぜひご覧ください。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、透明なプラスチックでできたマウスピースを段階的に取り替えながら、少しずつ歯を動かしていく矯正法です。
目立ちにくく、取り外しが可能な点が大きなメリットです。装置を外して食事や歯磨きがで
きるため、口腔内を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクを抑えやすい傾向にあります。
ただし、1日20時間以上の装着が原則とされており、装着時間が足りないと予定どおりに歯が動かず、治療が長引く可能性があります。
また奥歯が欠損していたり、歯並びの状態が複雑だったりする場合は、適用できないこともあるため、事前に歯科医の診断が必要です。
当院のマウスピース矯正
目立ちにくく、取り外しが可能な点が大きなメリットです。装置を外して食事や歯磨きがで
きるため、口腔内を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクを抑えやすい傾向にあります。
ただし、1日20時間以上の装着が原則とされており、装着時間が足りないと予定どおりに歯が動かず、治療が長引く可能性があります。
また奥歯が欠損していたり、歯並びの状態が複雑だったりする場合は、適用できないこともあるため、事前に歯科医の診断が必要です。
当院のマウスピース矯正
裏側矯正(舌側矯正)
裏側矯正(舌側矯正)は、ワイヤーの矯正装置を歯の裏側(舌側)に装着して歯を動かしていく矯正方法です。
表からは装置がほとんど見えないため、見た目を気にせずに治療を進めたい方に向いています。
通常のワイヤー矯正と同じように細かく歯を動かすことができるため、乱ぐい歯や大きくズレた歯並びなどにも対応可能です。
ただし装置が舌に近い位置にあるため、最初は違和感が出やすく、発音しづらくなることがあります。
また歯の裏側は歯ブラシが届きにくいため、装置のまわりに汚れがたまりやすく、よりていねいなお口の清掃が必要です。
さらに、表側矯正に比べて高度な技術を要するため、治療費が高くなる傾向があり、対応できる歯科医院も限られています。
そのため裏側矯正(舌側矯正)を行っているかは、事前にクリニックに確認しておくようにしましょう。
当院は裏側矯正専門の矯正歯科になりますので症例数も豊富になります。裏側矯正の症例写真はこちら
表からは装置がほとんど見えないため、見た目を気にせずに治療を進めたい方に向いています。
通常のワイヤー矯正と同じように細かく歯を動かすことができるため、乱ぐい歯や大きくズレた歯並びなどにも対応可能です。
ただし装置が舌に近い位置にあるため、最初は違和感が出やすく、発音しづらくなることがあります。
また歯の裏側は歯ブラシが届きにくいため、装置のまわりに汚れがたまりやすく、よりていねいなお口の清掃が必要です。
さらに、表側矯正に比べて高度な技術を要するため、治療費が高くなる傾向があり、対応できる歯科医院も限られています。
そのため裏側矯正(舌側矯正)を行っているかは、事前にクリニックに確認しておくようにしましょう。
当院は裏側矯正専門の矯正歯科になりますので症例数も豊富になります。裏側矯正の症例写真はこちら
まとめ
歯並びが悪いと、歯磨きのしづらさや汚れの蓄積、口内の乾燥などにより虫歯のリスクが高まります。
特に叢生・上顎前突・下顎前突・開咬といった歯列の乱れは、見た目だけでなく機能面にも影響し、口腔環境を悪化させやすい傾向にあります。
根本的な予防には、歯列矯正による改善が効果的です。
ワイヤー矯正・マウスピース型矯正・裏側矯正(舌側矯正)など、自分に合った方法を選ぶことで、美しい歯並びと健康的な口内環境を目指せます。
まずは一度、クリニックに相談してみませんか?
札幌キュア矯正歯科では、患者さまの歯並びの悩みや不安をお伺いして、オーダーメイドの治療プランをご提案します。
特に叢生・上顎前突・下顎前突・開咬といった歯列の乱れは、見た目だけでなく機能面にも影響し、口腔環境を悪化させやすい傾向にあります。
根本的な予防には、歯列矯正による改善が効果的です。
ワイヤー矯正・マウスピース型矯正・裏側矯正(舌側矯正)など、自分に合った方法を選ぶことで、美しい歯並びと健康的な口内環境を目指せます。
まずは一度、クリニックに相談してみませんか?
札幌キュア矯正歯科では、患者さまの歯並びの悩みや不安をお伺いして、オーダーメイドの治療プランをご提案します。
カウンセリングだけでも可能ですので、ぜひ一度当院へご相談ください。