投稿日:2025.6.27
受け口の施術でつらいことはある?
地下鉄大通駅にある矯正歯科、札幌キュア矯正歯科です。
受け口は、見た目だけでなく噛み合わせや発音、顎関節への影響もあるため、重度の場合は外科手術を伴う矯正治療が必要です。
しかし「手術がつらそう」「痛みや費用が不安」と感じる人も多いかもしれません。
この記事では、手術が必要となる受け口の特徴や治療の流れ、つらさを感じやすい理由を解説します。
受け口の施術がつらいことを軽減するための対策や、受け口の施術を受けるメリットも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
手術が必要になる受け口とは
受け口は骨格そのものに問題がある場合、手術による治療が必要になります。
受け口は大きく分けて、歯並びに起因するものと、骨格の異常によるものがあります。
骨格のズレによって噛み合わせが大きく崩れている場合、歯列矯正だけでは根本的な改善が難しくなるのです。
歯の生える位置や角度のズレによって起こる受け口は、歯列矯正で改善できることがほとんどです。
一方で、下顎の骨が過剰に前方へ成長していたり、上下の顎の骨のバランスが大きく崩れていたりする場合は、
矯正だけでは十分な効果が見込めず、外科手術が必要になることがあります。
手術が必要になる外科矯正の流れ
外科矯正では、基本的に歯列矯正を先に行い、その後に外科手術を実施するというステップで進められます。
治療は大きく以下の3段階に分かれています。
1.術前矯正
2.外科手術
3.術後矯正
はじめに、矯正装置を使用して歯の位置をある程度整え、理想的な顎の動きが可能になるよう準備します。
この段階では、手術後の噛み合わせを正確にするための土台作りが行われます。
そして全身麻酔のもとで顎の骨を一部切り、前後左右のバランスを調整する外科手術を行います。
手術後に仕上げとして噛み合わせの微調整を行うため、再び矯正治療を継続します。
この過程で、しっかりと機能的な咬合が得られるよう調整されるのです。
また近年では、「サージェリーファースト」と呼ばれる方法も選択肢の一つとして注目されています。
こちらは術前の矯正を行わず、初めから外科手術を先に行うスタイルです。
治療全体の期間を大きく短縮できるメリットはありますが、保険適用外であるため、費用は自己負担になる点に注意が必要です。
当院のサージェリーファーストについてはこちら
受け口の施術はつらいと感じる理由
受け口の治療、特に外科手術を伴う場合には、見た目や機能面の改善が期待できる一方で、
患者さまが「大変だった」「つらかった」と感じる要素も少なくありません。
ここからは、受け口の施術で感じやすい理由について詳しく見ていきましょう。
入院が必要になる
受け口の施術がつらいと感じる理由の一つ目は、入院が必要になることです。
入院期間は病院の方針や手術後の回復状態によって異なりますが、一般的には手術前日から入院し、
1〜2週間ほど滞在するケースが多く見られます。
そのため治療を受ける際には、学校や仕事を一定期間休まなければならない可能性が高く、
スケジュールを前もって調整しておくことが大切です。
顔に痛みや腫れが起こることがある
受け口の施術で顔に痛みや腫れが起こることがあります。
手術はお口の中からアプローチするため、顔の表面に傷跡が残ることはほとんどありません。
ただし、術後の回復過程では痛みや腫れが生じることが一般的です。
症状の程度には個人差がありますが、特に術後1週間ほどは腫れや違和感が強く出やすい時期とされています。
さらに、まれに顔に内出血によるアザが現れることもあり、完全に回復するまでには時間がかかる場合もあります。
しびれや感覚マヒが起こる可能性がある
手術後の経過として、まれに顎や唇の周辺にしびれや感覚が鈍くなるといった症状が現れることがあります。
こうした神経の違和感は一時的なことが多く、早い場合は術後1か月ほどで改善が見られることが多いです。
一方で症状が長引くケースでは、回復までに半年から1年程度かかることもあります。
治療費が高額になる
受け口の施術がつらいと感じる理由の一つに、治療費が高額になることもあげられます。
受け口の矯正は原則として自由診療に分類されるため、費用は全額自己負担となるケースが一般的です。
実際にかかる金額は治療の方法や医療機関によって異なりますが、目安としては100万円から400万円ほどとかかることが多いです。
ただし、「顎変形症」と診断され、かつ保険診療の対象となる指定医療機関で所定の矯正方法を選択した場合には、
健康保険が適用される可能性があります。
この条件を満たすことで、費用の大部分を保険でカバーできるようになります。
「受け口の施術がつらい」を軽減するための対策
外科矯正を含む受け口の治療は、身体的にも精神的にも負担がかかる場面が少なくありません。
ですが、事前に対策をとっておくことで、施術のつらさを最小限に抑えることができます。
ここからは、治療をより安心して受けるために意識したいポイントをご紹介します。
事前に情報収集を行う
手術を受ける前には、治療の内容や予想されるリスク、費用面、術後の回復過程などについて、
あらかじめしっかりと調べておくことが重要です。
インターネットの情報だけに頼るのではなく、実際に歯科医院で行われるカウンセリングを通して、
直接説明を受けることも必要不可欠です。
さらに、すでに手術を経験した人の体験談などに目を通すことで、より具体的なイメージがつかめるでしょう。
実績・経験豊富な歯科医師を選ぶ
実績・経験豊富な歯科医師を選ぶことも、受け口の施術を受けるうえでとても大切なことです。
受け口の治療には外科的な処置が必要となるため、施術を行う歯科医師には高い技術力が求められます。
これまでに十分な実績を持つ専門医が在籍している医療機関を選ぶことが、治療の成功に大きく関わります。
経験豊かな歯科医師による手術であれば、施術中のリスクを抑え、術後の回復もスムーズに進みやすくなるのです。
十分なカウンセリングを受ける
受け口の施術を受ける前に、事前にカウンセリングをしっかり受けることも大切です。
外科手術は身体への負担が大きいため、治療に伴う利点とリスクの両方をしっかりと理解し、
自分自身が納得したうえで判断する必要があります。
治療内容や術後のケア、考えられるリスクについて十分に説明を受けておくことで、不安が和らぎ疑問点を解消しやすくなるでしょう。
施術後はドクターからの指示を守る
手術後の回復をスムーズに進めるためには、歯科医師のアドバイスや指示に従い、適切なアフターケアを行うことが大切です。
万が一術後の管理をおろそかにすると、治りが遅くなったり、感染やその他の合併症が起こったりする可能性が高くなります。
処方された薬を忘れずに服用し、食事の制限や安静期間なども歯科医師の指導どおりに進めるよう心がけましょう。
受け口の施術を受けるメリット
「受け口の施術はつらい」と言われる一方で、受け口の治療に関するメリットも、以下のように多くあります。
- 消化不良の改善
- 肩こりや頭痛の緩和
- 見た目の印象が変わる
- 発音や会話がしやすくなる
受け口を治療して噛み合わせが整うと、食べ物をしっかり噛めるようになり、胃腸への負担が軽減されます。
さらに顎への負担が減ることで、肩こりや頭痛などの不調が和らぐ可能性もあるのです。
また、受け口は横顔の輪郭や口元の突出感に影響を与えるため、
歯並びや骨格を整えることでフェイスラインがすっきりし、見た目の印象が大きく変わることもあります。
加えて、噛み合わせのズレによって発音が不明瞭になることがありますが、治療によって口の動きがスムーズになることで、
発音や会話がしやすくなる効果も期待できるでしょう。
「受け口の施術はつらい?」とお悩みなら当院へご相談ください
受け口は噛み合わせだけでなく、見た目や体の不調にも影響を及ぼす可能性があります。
特に骨格に原因がある場合は、歯列矯正に加えて外科手術が必要になることもあります。
治療には入院や術後のケアなど負担も伴うかもしれません。
ですが、信頼できる歯科医師のもとで適切に進めれば、噛み合わせの改善に加えて消化機能の向上や頭痛・肩こりの軽減、
見た目の変化といった多くのメリットが期待できます。
「もしかして自分も受け口かも…」と感じたら、まずは矯正歯科で専門的な診断を受けてみましょう。
早めに相談することで、将来の快適な生活への第一歩が踏み出せるかもしれません。
当院ではカウンセリング予約を24時間受け付けております!
ご一読ありがとうございました☆