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投稿日:2025.5.12

出っ歯と八重歯を矯正するにはどんな治療がおすすめ?

みなさんこんにちは、札幌キュア矯正歯科です☆彡

「出っ歯と八重歯、両方治したいけど、どんな治療法があるの?」
「出っ歯の場合と八重歯の場合で治療法に違いはあるの…?」

出っ歯と八重歯は、どちらも歯並びの悩みとして多くの方が抱えているものです。
これらの症状は、見た目のコンプレックスだけではありません。
噛み合わせや発音、そして全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

今回は、出っ歯と八重歯を矯正するための治療法について、それぞれのメリット・デメリットを踏まえながら、詳しく解説していきます。

出っ歯を矯正する3つの方法

出っ歯とは、上の前歯が下の前歯よりも前に出ている状態を指します。
医学的には「上顎前突」と呼ばれ、遺伝や生活習慣などが原因で起こります。
出っ歯の矯正治療では、歯並びを整えるだけではありません。
口元の突出感を改善し、横顔のバランスを整えることも重要なポイントとなります。

ここでは、代表的な出っ歯の矯正治療法を3つご紹介します。あなたに最適な治療法を見つけましょう。

1. ブラケット矯正

矯正装置 顎模型

ブラケット矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を装着し、ワイヤーを通して歯を動かしていく、最も一般的な矯正治療法です。

メリット

  •     重度の出っ歯にも対応可能
  •     歯の動きを細かく調整できる
  •     治療費用が比較的安価

デメリット

  •     装置が目立つ
  •     食事や歯磨きの際に、装置が邪魔になる
  •     治療期間が長くなる場合がある

ブラケット矯正では、表側矯正と裏側矯正(舌側矯正)の2種類から選択することができます。

表側矯正

顎模型 表側装置

ブラケットを歯の表側に装着する方法です。
最も一般的な方法で、費用も比較的安価ですが、装置が目立つ点がデメリットです。

裏側矯正(舌側矯正)

模型 裏側矯正

ブラケットを歯の裏側に装着する方法です。
表側からは装置が見えないため、審美性に優れていますが、費用が高額になる点がデメリットです。

2. マウスピース型矯正

インビザライン マウスピース矯正

マウスピース型矯正は、透明なマウスピース型の装置(アライナー)を装着して歯を動かしていく方法です。
目立たず、取り外しが可能です。

メリット

  •     装置が目立たない
  •     食事や歯磨きの際に、装置を取り外せる
  •     金属アレルギーの方でも安心

デメリット

  •     軽度から中等度の出っ歯にしか対応できない
  •     患者様自身の装着管理が必要

3. 外科手術

顎の骨格自体に問題がある場合、矯正治療だけでは十分な効果が得られないことがあります。
そのような場合は、外科手術と矯正治療を組み合わせた「外科矯正」が必要となるケースも。
骨格的な問題を根本から解決することが必要です。
手術は、上顎の骨を後方に移動させる手術で、口元の突出感を改善することができます。

メリット

  •     矯正治療だけでは改善が難しい症例にも対応できる
  •     顎の骨格から改善できるため、顔貌の変化が大きい

デメリット

  •     全身麻酔による手術が必要
  •     入院が必要となる
  •     治療期間が長くなる
  •     外科手術の治療費用が加わる

八重歯を矯正する3つの方法

ガタガタ歯並び 叢生

八重歯とは、犬歯が正常な位置から外側に飛び出している状態を指します。
八重歯は、日本では「チャームポイント」として捉えられることもありますが、
欧米では「ドラキュラの歯」と呼ばれ、不気味な印象を与えるとされています。

また、八重歯があるとブラッシングしにくく、磨き残しが発生しやすいです。
これにより、虫歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、噛み合わせが悪くなることで顎関節症や消化不良などの原因となることもあります。

ここでは、代表的な八重歯の矯正治療法を3つご紹介します。あなたに合った八重歯の治療法を見つけましょう。

1. 全顎矯正: 歯列全体を整える

全顎矯正は、上下の歯列全体を矯正する方法です。
八重歯が複数ある場合や、他の歯並びの乱れも同時に改善したい場合に適しています。
抜歯や歯列の拡大などを行うことで、歯を動かすスペースを確保し、理想的な歯並びを目指します。

 2. 部分矯正: 八重歯だけをピンポイントで矯正

部分矯正 前歯 歯列 

部分矯正は、歯列全体ではなく、特定の歯だけを矯正する方法です。
八重歯が1本だけの場合や、他の歯並びは比較的整っている場合に適しています。
治療期間が短く、費用も比較的安価な点がメリットですが、歯列全体のバランスを考慮する必要があるため、適応症が限られています。

3. 抜歯: スペースを確保し、歯を動かしやすくする

八重歯の原因の一つに、歯列のスペース不足が挙げられます。
顎の大きさに比べて歯が大きすぎる場合、歯を抜くことでスペースを確保し、歯を動かしやすくすることができます。
抜歯は、矯正治療に伴い行われることは少なくありません。一般的に小臼歯と呼ばれる歯を抜歯することが多いです。

出っ歯と八重歯を同時に矯正するには?

「出っ歯も八重歯も気になる…両方一緒に治せるの?」
出っ歯と八重歯を両方とも矯正したい場合、最も効果的な治療法として「抜歯を伴うブラケット矯正」が挙げられます。

なぜ抜歯&ブラケット矯正がおすすめなの?

出っ歯と八重歯は、歯が並ぶスペースが不足していることが原因で起こることが多いです。
そのため、抜歯によってスペースを確保することで、より効率的に歯並びを整えることができます。
ブラケット矯正は、ワイヤーを使用して歯を細かくコントロールできるため、
出っ歯や八重歯のように複雑な歯の移動が必要な場合にも適しています。

「抜歯を伴うブラケット矯正」が効果的な理由

スペース不足の解消

出っ歯や八重歯の主な原因であるスペース不足を、抜歯によって解消します。

大きな歯の移動が可能

ブラケット矯正は、ワイヤーを使って歯を細かくコントロールできるため、出っ歯や八重歯のような大きな歯の移動が必要な場合にも対応できます。

適応範囲が広い

軽度から重度まで、幅広い症例に対応できるため、出っ歯と八重歯の両方を同時に矯正する際に最適です。

抜歯&ブラケット矯正の流れ

抜歯を伴う矯正治療の流れについては、主に以下のようになります。

①精密検査と診断

iTero 口腔内スキャナー

口腔内写真、レントゲン撮影、歯型採取などを行い、歯並びや噛み合わせの状態を詳しく検査します。

②治療計画の立案

検査結果に基づいて、抜歯する歯の本数や位置、矯正装置の種類、治療期間などを決定します。

③抜歯

矯正治療に必要なスペースを確保するため、小臼歯などの歯を抜歯します。

④ブラケット(矯正装置)装着

DBS 装置装着

歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーを通して歯を動かしていきます。

⑤定期的な調整

月に1回程度の頻度で通院し、ワイヤーの調整やゴムの交換などを行います。

⑤保定

保定装置 リテーナー

歯並びが整ったら、矯正装置を取り外し、後戻りを防ぐためにリテーナーを装着します。

矯正治療を始める前に、3つのポイントをチェック!

矯正治療は、時間と費用がかかる一大決心です。
治療を始める前に、以下の3つのポイントをしっかりと確認しておきましょう。

 治療の目的を明確にする

見た目の改善だけでなく、噛み合わせの改善や健康面の改善など、矯正治療によって何を達成したいのかを明確にしましょう。

信頼できる医療機関を選ぶ

矯正治療は、歯科医師の技術や経験によって治療結果が大きく左右されます。
日本矯正歯科学会の「認定医」の資格を持った医師や、豊富な症例経験を持つ医療機関を選ぶようにしましょう。

治療計画をしっかりと理解する

治療方法、治療期間、費用、リスクなどについて、歯科医師からしっかりと説明を受け、納得した上で治療を開始することが大切です。

最後に

出っ歯と八重歯の矯正治療は、様々な方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
また、出っ歯と八重歯を同時に矯正するには、抜歯によるスペース確保と細かな調整が可能なブラケット矯正がおすすめです。
ただし、症状や希望によって異なる治療法が適用されるため、まずは専門医による診断を受け、
自分に合った方法を選ぶことが重要となってきます。
信頼できる矯正歯科医とじっくりと話し合い、あなたにとって最適な治療法を見つけ、理想の笑顔を手に入れましょう。
ご自身の歯並びで歯並びで気になることがありましたらいつでもご相談ください。
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ご一読ありがとうございました☆

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