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投稿日:2025.5.26

マウスピース型矯正と裏側矯正で迷っている人へ!判断ポイントを比較しながら紹介!

みなさんこんにちは。
札幌市の歯医者、札幌キュア矯正歯科です。

歯列矯正に興味があるけれど、「マウスピース型矯正(インビザラインなど)」と「裏側矯正(舌側矯正)」のどちらにするかで迷っている方もいると思います。

どちらも「目立たない矯正法」として人気ですが、実際は適応症例・装着感・費用・通院頻度・日常生活への影響など、特徴の違いがあります。
そこで今回は、マウスピース矯正と裏側矯正(舌側矯正)をさまざまな角度から比較しながら、ご自分に合った選び方について解説します。

目次

マウスピース型矯正と裏側矯正(舌側矯正)の特徴

マウスピース型矯正

マウスピース矯正 インビザライン

マウスピース型矯正はお口の中をスキャンして、透明の薄いマウスピースを作製して段階的に少しずつ形の違うマウスピースに交換することで歯を動かす矯正方法です。

裏側矯正(舌側矯正)

リンガル矯正 裏側矯正

歯の裏側にブラケット装置とワイヤーを使用して歯を動かす矯正方法です。
歯の裏側に装置をつけるため、周囲の方から矯正装置がほとんど見えず、矯正装置が目立って気になる方におすすめの方法です。

マウスピース型矯正と裏側矯正(舌側矯正)のメリットの比較

メリット

マウスピース型矯正

・透明で目立たない
・取り外して食事・歯磨きができる
・通院頻度が少なめ
・発音への影響が少ない

裏側矯正(舌側矯正)

・前からはほとんど見えにくい
・重度の症例にも対応可能なことが多い
・装着時間の自己管理が必要なく、時間を気にしなくていい

マウスピース型矯正も裏側矯正(舌側矯正)も目立ちにくい矯正方法ですが、大きな違いは「取り外しができるかどうか」です。
食事や歯磨きの時に今まで通り行うことができるメリットがある反面、マウスピース型矯正は自己管理が必要な方法です。
1日20~22時間の装着が必要なため、外している時間が長くなってしまうと治療計画通りに歯が動かない可能性があります。

マウスピース型矯正と裏側矯正(舌側矯正)のデメリットの比較

デメリット

マウスピース型矯正

・装着時間を自己管理が必要
・重度の歯列不正には不向き
・外した後の紛失リスクあり
・マウスピースを必ず外して食事や飲み物を取る必要がある(水以外)

裏側矯正(舌側矯正)

・慣れるまで発音に影響が出る場合がある
・歯磨きがしづらく、清掃性が低い
・慣れるまで装置の違和感が出ることがある
・技術力が必要な為費用が高めになる傾向

裏側矯正(舌側矯正)は、難しい症例にも対応していることが多く、大幅に歯を動かす症例に向いています。
また、取り外しの必要がないため、装着時間の自己管理をする必要がありません。
マウスピース型矯正は見えにくい矯正ですが、マウスピースの紛失のリスクがあるため、自己管理が必要です。

マウスピース型矯正と裏側矯正(舌側矯正)の費用面の比較

費用 矯正費用

マウスピース型矯正の費用の目安

部分矯正  約30〜60万円
全体矯正  約80〜100万円

裏側矯正(舌側矯正)の費用の目安

部分矯正  約60〜90万円
全体矯正  約120〜150万円

裏側矯正(舌側矯正)は技術的に難易度が高く、費用が高くなる傾向があります。
マウスピース型矯正は、費用面で裏側矯正(舌側矯正)より費用を抑えてできる傾向があります。
費用は歯科医院によって異なりますし、調整料が毎月かかる場合と、最初の費用に含まれている場合もあるため、費用の内訳も確認しておくと安心です。

通院頻度の目安とは

疑問 ? 女性 気になる

矯正は虫歯の治療と比較すると治療期間が長くなるため、治療期間の目安も知っておくと良いでしょう。
ただし、お口の状況によって治療期間が異なる場合がありますので、精密検査を受けると患者様の治療期間の目安を知ることができます。

マウスピース型矯正の治療期間の目安(歯並びの症状によって異なります)

全体矯正の場合 1年半~3年程度
通院頻度    約1~3ヶ月に1度程度

装置の調整は、マウスピースを交換することで行うため、患者様自身で交換していただきます。

裏側矯正(舌側矯正)治療期間の目安(歯並びの症状によって異なります)

全体矯正の場合 2~3年程度
通院頻度    約1ヶ月に1度程度

装置の調整は、ワイヤーを交換することで行うため、歯科医院で行います。

マウスピース矯正は、自宅で調整ができるため、通院頻度を少なくできるケースがあります。
ただし、難症例では治療期間が長くなる場合もあります。
そのため、マウスピース型矯正に適しているのか、裏側矯正(舌側矯正)が良いのか診断が必要です。

札幌キュア矯正歯科では、両方の治療を行っているため、治療期間の目安の比較をすることができます。

適応症例の広さ・治療可能な範囲

マウスピース型矯正の適応症例は中程度までの歯並びの不正です。
抜歯症例にも対応していますが、状態によっては裏側矯正(舌側矯正)などのワイヤー矯正の方が良い場合もあります。

裏側矯正(舌側矯正)は、軽度~重程度までの幅広い症例に対応していることが多いです。
歯の移動が多い場合などは、裏側矯正(舌側矯正)の方が安心でしょう。
マウスピース型矯正は、症例によって適用可否を行うことが成功のキーポイントです。

日常生活への影響(飲食・ケアなど)

マウスピース型矯正は、食事の時取り外しができます。
一方、裏側矯正(舌側矯正)は装置を外す必要がないため、付け忘れることがありません。

歯磨きの時にマウスピース型矯正は、取り外しができるため、歯磨きがしやすくなりますが、裏側矯正(舌側矯正)はワイヤーがあるため、工夫が必要になります。

マウスピース型矯正と裏側矯正(舌側矯正)のどちらを選ぶべき?判断ポイントを詳しく解説

マウスピース型矯正と裏側矯正にはそれぞれ特徴があり、向いている人の傾向も異なります。
以下に、選択の目安となる判断ポイントを詳しく解説します。

マウスピース型矯正が向いている人

インビザライン

1 自己管理ができる人

1日20時間以上の装着が必要であり、外してそのまま忘れると治療が進まなくなります。
ルールを守ってきちんと装着できる人に向いています。

2 軽度〜中程度の歯列不正の人

マウスピース矯正は、歯の移動距離が比較的短いケースに適しています。
すきっ歯、軽度の叢生(ガタガタ)、前歯だけの矯正などが代表的です。

3 矯正装置の見た目が気になる方

透明な装置で周囲に気づかれにくいため、営業職・接客業など“人前に出る機会が多い方”に人気があります。

4 通院回数をできるだけ減らしたい人

マウスピースは自宅で交換できるため、1〜2ヶ月に一度の通院でも対応可能。
多忙な社会人や子育て中の方にもおすすめです。

裏側矯正が向いている人

裏側矯正 リンガル

1 治療の確実性を重視する人

自己管理不要の固定式装置なので、毎日つけ忘れの心配がなく、医師主導で計画的に進められる安心感があります。

2 重度の不正咬合がある人(抜歯や大きな移動が必要)

裏側矯正は固定式で力のコントロールがしやすく、抜歯症例や大きく歯を動かすような複雑な治療にも対応可能です。

3 ケアがきちんとできる方

裏側矯正は取り外しができない分、ケアが難しく、舌に違和感がある期間もあります。
慣れるまで時間がかかっても、コツコツと取り組める人に適しています。

【まとめ】

どちらも「目立たない矯正法」として人気ですが、自身の症例の難易度・生活スタイル・性格や管理能力をよく見つめることが、後悔しない選択につながります。
迷ったらまず矯正専門の歯科医院で、しっかり診断とカウンセリングを受けてみましょう。

カウンセリングについて

当院は常時カウンセリングを行っております。お悩みや気になることがありましたら、是非カウンセリングにいらしてください。
カウンセリングはこちらから

札幌キュア矯正歯科では、患者様のご希望と歯並びの症状に合わせて、より良い矯正方法をご提案いたします。

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