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投稿日:2025.4.21

◎受け口だと老後に困ることがあるの?

皆様、こんにちは。
札幌市中央区にある矯正歯科専門医院の【札幌キュア矯正歯科】です。

「受け口のまま放置しておくと、老後に困ることがある」と聞いたことがあるけれど、本当なの?と気になっている方へ。
今回は、受け口の特徴、受け口になる原因、受け口のデメリット、老後に困ること、老後になる前に受け口を改善する方法を
解説します。

受け口の特徴

受け口 反対咬合

受け口とは、下の歯が唇側に出ていて上下の噛み合わせが反対になっている状態をいいます。
そのため、反対咬合や下顎咬合とも呼ばれ悪い歯並びに分類されます。

受け口になると見た目はもちろん噛み合わせが乱れるため、お口の中はもちろん身体にも悪影響を与えることもあります。
放置しておいても自然に歯並びが改善することはありませんので、受け口と気付いたら早めに矯正歯科にご相談にお越しください。

受け口になる原因

受け口になる原因は、骨格の問題や歯性の問題、癖や生活習慣の乱れが挙げられます。
しっかり原因を突き止めることで、適切な矯正治療の方針を決めることができ、悪い歯並
びに後戻りするリスクを低減することができます。
3つの原因にわけて詳しくみていきましょう。

骨格の問題

受け口が骨格の問題というのは、以下が挙げられます。
・下の顎が大きすぎる
・上の顎が小さすぎる

上下の顎のバランスが崩れると受け口になるリスクが高まります。
顎の成長は個人差があり、ひとつの理由として遺伝があります。
両親どちらかが骨格的な問題で受け口になっている場合は、2割くらいの確率でお子様に遺伝するといわれています。

もちろん必ずしも受け口になるわけではありませんので、心配なことがあれば矯正歯科に相談するとよいでしょう。

歯性の問題

不正咬合 噛み合わせ

歯性の問題で受け口になる場合は、以下が挙げられます。
・下の歯が唇側に傾斜している
・下の歯が唇側から生えてくる
・上の歯が舌側に傾斜している
・上の歯が舌側から生えてくる
・下の歯が大きすぎる
・上の歯の数が少ない

歯の大きさは上の中心の前歯で、幅8~9mm、長さ10~12mmといわれています。
下の中心の前歯で、幅6~7mm、長さ9~11mmくらいです。
しかし、歯の大きさにも個人差があるため生まれつき下の歯が大きすぎたり、上の歯が小さすぎたりすると噛み合わせが乱れて受け口になるリスクが高まります。

また、歯の本数が先天的に少ない方もおり上下の歯の本数のバランスが取れないことから受け口になるケースもあります。

癖や生活習慣の乱れ

口元 舌の位置 舌癖

上下の歯の本数や顎の大きさが遺伝などの先天的な理由により問題がなくても、時間がたつにつれて歯並びが悪くなるケースがあります。

ここからは、歯並びが悪くなる可能性がある癖や生活習慣の乱れを紹介します。
・舌を噛む
・舌で前歯を押す
・口呼吸
・頬杖をつく
・しっかり噛まない
などが挙げられます。

上記のような癖や生活習慣の乱れがあれば早めに改善しましょう。
突然ですが、リラックスしているとき舌はどこにありますか?
じつは前歯の少し後ろにある膨らみのある部分に舌の先があるのがよい状態なのですが、舌の筋力が低下していると舌を出したり、
舌で前歯を押したり、舌が下方に落ちたりして歯並びを悪くする可能性が高まります。

また、食事中に頬杖をついたり、足を組んだり、しっかり噛まなかったりすると歯並びに悪影響を与えます。
歯が徐々に移動したり、健全に顎が成長しなかったりします。
小さいころは歯並びがよかったのに、大人になってから歯並びが乱れた方は癖や生活習慣の乱れを見直してみましょう。

受け口のデメリット

ここからは、受け口のデメリットを解説します。

見た目がコンプレックスになる

自信ない コンプレックス

歯並びが乱れていると、お口元を見せるのが恥ずかしくなったり、歯を見せてにっこり笑顔になれなかったりするなど
見た目にコンプレックスを抱える方も少なくありません。
自分の歯並びが気になることで、食事や会話にも支障がでることも。

さらには、お口元だけではなく自分への自信も持てなくなり性格が暗いと感じられることも考えられます。

しっかり噛めない

咀嚼 噛む 食事

歯並びが悪いと噛み合わせが乱れる傾向にあります。
そのため、噛み合わせが悪いとしっかり食べものを噛むことができなくなります。

食べものをしっかり噛めないと食べたいものも好きに選択できなくなることも。
さらに、食べものをしっかり噛めないと胃や腸への負担が増えます。
その結果、栄養が十分に摂取できなくなるリスクも高まります。

滑舌が悪くなる

口腔筋機能療法

歯並びが悪いと歯と歯の間から空気が漏れ出して滑舌が悪くなることがあります。
また、歯並びが悪くなった原因が舌の癖にある場合は、舌の筋力が衰えておりより滑舌が悪いと感じられるでしょう。
矯正歯科で歯並びを改善することで滑舌がよくなることや、舌の筋肉を整えることもできます。
当院では、MFTといってお口周りの筋肉を整えるトレーニングも治療と同時に行っていますので、患者様の歯並びや癖の状態に合わせてご提案いたします。

むし歯や歯周病のリスクが高まる

歯周病 歯周組織

むし歯や歯周病のリスクは歯並びが悪いことで高まります。
歯並びが悪いと歯と歯の間に食べものが詰まりやすく、セルフケアをしても食べかすが詰まったままになりやすい傾向があります。
歯並びが悪いまま歯の健康を保つにはセルフケアの技術を高める必要もでてきますね。

身体の不調が現れる

肩こり 身体への影響

歯並びが悪く噛み合わせが乱れていると、一部の歯に負担がかかったり、グッと噛みしめられなかったりします。
その結果、身体に不調が現れることもあるのです。

一部の歯に力がかかると普段使用していない顎の筋肉を酷使しし、さらには首や肩の筋肉にも負担がかかることがあります。
このような状態が続くと、肩こりや首こり、めまいや腰痛などが現れることがあるのです。

受け口で老後に困ること

では、受け口をそのままにしておくと、老後に困ることがあるのでしょうか。
詳しくみていきましょう。

身体への影響

姿勢 正しい姿勢 猫背

受け口で噛み合わせが悪いと、さまざまな筋力を酷使したり、身体に力が入りにくかったりして身体のバランスが崩れるのです。
身体のバランスが崩れると、姿勢が悪くなり骨格が歪み、神経や内臓にまで悪影響を与えることがあります。

また、受け口の場合は下の顎が出ているため頭が全体的に前方に出てしまい猫背になることも。
頭部はとても重いため、まっすぐに立っていることや歩くことにも悪影響を与えます。
歯並びが悪くなくても老化により全身の筋力が衰えるため早めに受け口を整えることが大切です。

お口の中への影響

歯並び 歯周病

受け口をはじめ歯並びが悪いことを放置しておくと、むし歯や歯周病になるリスクが高まるため歯の健康を保つことが難しくなることも。
その結果、歯を早期に失うリスクが高まります。

8020運動といって80歳で20本の歯が残っていると生涯にわたり食事を楽しむことができるといわれていますので、
健康な歯を残しておくことは大切です。

老後になる前に受け口を改善する方法

老後になる前に受け口を改善する方法をみていきましょう。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正

当院では、以下のワイヤー矯正から選択いただけます。
・表側矯正:歯の表面にブラケットを貼り付けてワイヤーを通して歯並びを整える方法です。
・裏側矯正(舌側矯正):歯の裏側にオーダーメイドのブラケットを貼り付けて、ブラケットの溝にワイヤーを入れることで歯並びを整える方法です。

この2つのワイヤー矯正を組み合わせたり、ワイヤー矯正からマウスピース型矯正に移行したりすることも可能です。

マウスピース型矯正

マウスピース矯正

マウスピース型矯正は、透明の歯型のトレーを歯に装着することで歯並びを整える方法です。
取り外し式で透明なので目立ちにくいのが特徴です。

外科治療

外科

骨格的な問題がある場合は、外科手術もご提案させていただきます。
提携している医療機関で外科手術を受けていただけます。

まとめ

受け口を放置しておくと、老後に困ることがあるとわかりましたね。
見た目の問題を我慢すれば大丈夫!と考えている方は、もう一度お口や身体の健康を考えて矯正治療を視野にいれましょう。

患者様の受け口の状態に合わせてぴったりな治療方針をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

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